今朝 蜂場に着くと、分蜂後の後継女王蜂の不調と思われる症状で弱体化し、消滅寸前のC群の巣箱周りがやけに騒がしく、普段と異なる光景に急いで近付くと、西洋蜜蜂の襲撃を喰らってマサカヤー! 大和撫子の精鋭達が金髪群相手に大立ち回りの最中でした。
弱体化後、共に飼育するA群、B群からの盗蜜やスムシの蔓延で消滅も止む無しと腹を括りながらも、少ない蜂数で懸命に頑張る姿に心打たれ、持ち直しての回復を願って見守っていただけに悔しいです。
取り敢えず4面巢門は全て塞ぎ、残る1巢門は蜂が1頭通れる位に狭めてみた所、少ない精鋭達で巢門をガードし、巣箱への侵入を防御している様子で、彼女達の逞しさを肌で感じました。しかし、蜂数の少なさがそれ以上に不安でした。
西洋蜜蜂への噴霧にビーサイレントを取りに戻ろうかとも考えましたが、日本蜜蜂の安全性を考慮して、個体を識別しながら西洋蜜蜂をピンセットで1頭ずつ摘む事で、微力ですが加勢してしみました。
1時間半程で西洋蜜蜂の数がかなり減り、騒ぎが収まって来た様にも感じましたが、簡単には攻撃は止んでおらず、昼食を済ませて戻ると保々完全に征圧されて、果敢に立ち向かう姿は残念ながらありませんでした。
今春、西洋蜜蜂の分蜂群が蜂場に設置した待受に自然入居し、何となく嫌な予感はしていましたが、自然界の営みの厳しさを体感させて頂きました。
最期を迎えそうに思いますが、結末を見守りながら、鉾先が他の2群に向かない事を祈りたいと思います。