アカリンダニ感染が目立つのは秋から冬以降の感覚で、自己検査に於いても過去に一度も感染が認められず、夏期での感染は心配無いだろうとの思い込みで、今年は予防を行わず無防備な状態でした。
今日の午後、飛べすに徘徊する蜂さんが目に止まり、何となく心配になり自己検査で鏡検を行った所、4頭中2頭の気管に変色やダニと思われる影が観察出来、アカリンダニの感染は陽性でした。
①気管の中に姿が透けて見えます。
②気管にしっかり詰まった状態です。
毎年色々な経験をさせて頂く内に、夏期でのアカリンダニ感染に対しては、特に心配する必要が無さそうに思える様になり、今年から秋以降に対策を行う予定でしたが、年間を通じての対策は必要不可欠だと改めて学ぶ事が出来ました。
自己検査を行った結果、陽性と判断しましたので、早速、家畜保健衛生所に連絡して詳細を伝えたました。連絡に対しては丁重なお礼を頂きましたが、アカリンダニ感染の確定検査は、口頭での報告で感染が確認出来たので確定検査は必要ないとの事でした。???少し拍子抜けな展開です。
処置に対しても特段指示は有りませんでしたので、本来であれば獣医師の指示の元で行うのが妥当かと思いますが、自己の責任にてメントール20gを上下2箇所に投与する事にしました。今年初の投与で、慣らし期間も無く、最上階で風通しの良い、蜂さん達に大人気の部屋の換気口を塞いでの投与に加え、4面巢門を全て閉じての投与で、蜂さん達の安全を蔑ろにして、効果を重視した方法で行いましたので、蜂さん達に過酷な思いをさせて申し訳ない思い一杯です。
庭先の群ですので20分程の間隔で観察してます。今の所は平常と変わりない様子ですが、扇風が多く目立ちます。異変が有ればすぐに換気を行う予定ですが、耐えて無事回復を期待したいですね。