昨日は外気温38℃の猛暑日でしたので少し迷いましたが、今回の群は3段の下に巣枠式重箱を差し込んで有りましたので、巣落ちの心配は無いと判断して実施しました。
判断した基準としては、昨年から重箱式巣箱の積重ね部分(1段目と2段目の間や2段目と3段目の間等)に平面スノコを差し込みむ方法(cmdiverさんご考案の間仕切りスノコ方式が原点です)にて行っておりました。この様に途中にスノコを差し込んだ場合は、スノコで仕切られた上部が十分に充実しないと下段での営巣を開始しない事(細長くて切れ易い巣板は形成しない)を体感していましたので、巣枠式巣箱を差し込んだ場合も同様だと考えました。
先ずは挨拶がわりに、天空枠の上面や側面を外から叩いてから天空枠の扉を開けましたが、内部は多くの蜂娘で溢れていました。天空枠には吸排気口を設けて有りますので、常に空気の流れが有りますので居心地が良いのでしょうね。
蜂娘達にのいて貰えそうも無いので、天空枠と一緒にそっと持ち上げて移動しました。
スノコ板と1段をSUSワイヤー0.55㎜を用いて外しました。(自分はパン切包丁は苦手の様です)一見すると花粉や育児房は含まれておらず、貯蜜もたっぷりでした。今年2月にアカリンダニ症へ罹患して以降、一時は消滅も止む無しかと思った群ですが、治療の甲斐あってよくぞここまで復調してくれた!と感慨深い思いでした。
2段目の切断面から下段の様子を伺いましたが、子育て等の様子はよく解りませんでした。しかしマイナス材料も特に無いようですので、多分順調だろうと期待しています。
食品用密封タッパーに入れて持ち帰りました。
最後に天空枠をそっと最上階に戻しました。突然の事で大変ご迷惑をお掛けしましたが、おとなしく待っててくれました。とてもお利口な蜂娘ちゃん達です!
離蜜の際、重箱から巣板を外して行くと、全ての巣板全面に蜜蓋が掛けられてそれは芸術品の様でした。
営巣部3段に対して、1段を採蜜しても花粉や蜂児は全く含まれていませんので、間仕切りスノコを挿入した場合の巣板の充実振りが解ります。
自分の不注意で作られてしまいしたが、6月下旬に自宅群の天空枠に作られた蜜巣板(盛上げ巣も少し有りましたが、殆どが天板から下がる真っ白な貯蜜専用の巣板で糖度80.5%)を思い出しました。どちらも甲乙付け難い芸術品!(巣箱内の写真が撮れていませんでしたので採取後の画像です)
離蜜は前回よりサラッとしていて60分程度で完了しましたので、今回の蜂蜜は糖度が低いかも⁉と思いましたが、計ってみると80%強と以外に高い糖度でした。
昨年まで一度も糖度80%を超えたことが無かったのですが、今年は天空枠の盛上げ巣を含めて、採蜜した全てが80%を超えました。不思議ですね~⁇?
1夜明けた今日、蜜を濾して瓶に詰めました。今期の中では一番の色黒に感じます。蜂場から直線距離で800m程に春蕎麦の畑が有りますので、蕎麦蜜の影響でしょうか⁉
昨年の蕎麦畑です。
庭や畑の仕事があったり、PCが更新プログラムをインストールしていたりで作業が捗りませんでしたが、取り敢えず瓶にラベルを張ってひと段落です。
今回は理想的な糖度でしたので作業性も良く、糖度上げの待ち時間も有りませんでしたので最速で終えられそうです。何時も今回の様にスムースに行えると良いのですが・・・問屋さんも簡単には卸してくれそうに有りませんよね。