私のやっていることはと言えば、
基本的な「スズメバチ対策」は、①巣箱に防鳥ネットを巻く〔目合い15mm 1重〕 … ネット内に入ることを躊躇させる目的、 ②コンテナ台座をアオヤギ式(底板レス & 多数の出入口を設ける)にする … 超多数の出入口によって待ち伏せ・捕食の成功率を低下させる です。
これらに加えてやってみたのは、非難こそあれ 賛同はないと思いますし、決して真似しないで/非難しないでほしいのですが、2年前に実施したのが ③真田丸(出城)作戦 : 防鳥ネット下の巣門前にハチミツたっぷりの巣クズの入ったトレイを置くもの です。 (昨年はアカリンの影響で実施できず) … これは積極的に敵(スズメバチ)を駆逐する目的ではなく、ちびっ娘を捕食にやって来たスズメバチの関心の矛先を 「餌(ハチミツ)」に逸らせて、仲良く並んで給餌に供してくれればいいなと思いました。
「ハチミツ」は誘因力が強いため、今年は「砂糖水」に、そして 給餌皿は φ2~3mmの小さいキャップに変更しました。 目的は 双方への給餌になること、そして ちびっ娘が捕食されるのを抑制すること、さらには 近接したちびっ娘が襲われた時に すぐに周囲のちびっ娘達によって反撃(蜂球形成)できること です。
今年は給餌の規模を縮小(砂糖水+小皿)して、強群のみに施用しました。 … 普通群や弱小群に施用することはできません。 アリへの給餌になってしまいます。 ⇒ 強群であればアリを排除できます。
以下の写真は 昨日の元巣群の巣門前の状況です。
今年の対応も 基本的には ちびっ娘を襲いに来たスズメバチに餌を与えて、ちびっ娘の犠牲を減らすためなのですが、現実は期待通りにはなりません。 … やってきたスズメバチ(モン/ケブカ)は、ちびっ娘ではなく、給餌液にご執心となりますが、やがて〔よせばいいのに〕近くに居るちびっ娘にちょっかいを出し始めます。 振り払っているうちはいいのですが、捕まえたり 齧ったりすると、あっという間にちびっ娘達に取り囲まれてしまいます。
この元巣群では、一昨日4匹のモン/ケブカの亡骸を確認しており、昨日はこの写真の2匹を含めた5匹が焼かれました。
強群に対して 巣門前給餌をしていなければ、スズメバチ襲来は弱群に多くなるはずですが、強群への巣門前プチ給餌によって、明らかにスズメバチが強群巣箱の方へ惹き寄せられていると感じます。
問題はこれから本格化するオオスズメバチの襲撃 … 単発は無視でいいのですが、集団での殺戮モードでの攻撃をどうかわすかです。