おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
投稿日:2024/7/28 10:21
丸洞で温度計、しかも棒が途中までしか入っていない。
この状況で造巣しだしたラッキーセブン群
画像は去年の春。営巣初期。
これでは巣板のとっかかりが壁と中途半端な棒(しの竹)になっているので巣落ちリスクが大きい。
棒が突き出ていても天井から造巣する事もあるが、棒がある事によりこれを造巣起点にすることを誘発する。
営巣から2か月、内検画像では一見正常に見える。しかし↑で記述したとおり大きな巣落ちリスクが隠されていた。
去年と今年に合計3回以上、1枚づつの巣落ちがあった。
巣落ちすれば群の勢力が落ちるのは当然。
重箱2段ほどの待ち受け巣箱では必ずとは言えないものの入居・取込どちらでも天井から造巣する事が普通。
私も造巣とは天井から垂らすものだと思い込んでいた。
丸洞では高さが90cm以上あるので、造巣起点が天井である事も多かったが、半分ほどは洞の中間であったり底に近い所であったりした。
当然の事ながら、造巣位置より上は盛り上げ巣になるが、下は育児部に使われる。
しかし重箱式のように下に継ぐ事ができない丸洞や根っこ付き洞の場合には下へ育児部分を拡張できないと言う事は終を意味する。
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与えられた空間を巧みに利用するのは日本ミツバチの建築能力=力学的構造計算などは朝飯前と思っていたが買いかぶりだった。
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今日は引っ越ししてしまったラッキーセブン群の整理解体からリフォームをした。
ベビーセーファーを取り入れる事を可能にした。
どこぞへ引っ越したワバチさん、もう帰ってきても良いよ。
温度計は無くしたから天井から造巣してください。
そうしない場合には下から押し上げるぞ!
天井から造巣を確認したら巣落ち防止棒兼温度計を差し込むかも分からない。
終わって、しばらくぼ~っと見ていたらワバチが1匹巣門から入っていった。
きっと昨日に集密に来ていたんだろう!
まだ、蜜があると思ってきたんだろうけど、中はバーナーで壁にこびり付いていた巣板もとろけてしまった。
集密やめて探索蜂になってください!
2024/7/28 10:35
おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。