昨春からの待ち箱を開けてびっくり、巣落ち群の戻り蜂の遺構が健在でした。女王は落ちた巣の下で圧死したとも知らずに残された働き蜂は数日後に蜂雲となってどこか彼方へ飛び去り、外勤に出かけていて群からはぐれた一部の戻り蜂は元巣近くの待ち箱に10月まで入居していました。
その元巣からは重箱2.5段(内寸240×240×150)分の蜂蜜をいただき、玉ねぎネットで冷凍保管していた巣屑からは蜜蝋を精製しました。玉ねぎネットのまま煮沸して上澄みを焼きそばの空き容器へ、待ち箱に塗布するので多少の不純物には目をつぶっています。
乾燥時の重量は176gでした。長辺140㎜、t=20㎜
玉ねぎネット内の残渣には羽化前の蛹が多数、内径220㎜の植木鉢に八分目もあり、おそらく溶けてしまった幼虫もたくさんいたことでしょう。つくづく暑さ対策が後手に回った反省をいまだに引きずる思いです。今年こそ早目の対策を誓って蜂塚に埋設しました。