はっちゃんさっちゃん
千葉県
初めまして。名前の最後に「さん」はいりません。打つのが大変だから「はっちゃんさっちゃん」でお願いします。6年目の初心者ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
投稿日:2019/3/15 04:43, 閲覧 550
待ち受け場探しをするために、この1ヶ月あちこちウロウロしているのですが、素敵な場所を見つける楽しみの他に、地域の人とお話ししているといろんなことを考えさせられます。
南向きの斜面に畑を作り、通路も小ぎれいに管理されたその場所は、尾根の木々の隙間からも一目でその楽しげな雰囲気が伝わって来て、腰に手をやって佇む主人の姿も絵になっていました。声をかけずにいられなかったのは、その美しい斜面畑に重箱が点在していたからです。聞くと昨年はゼロだったそうです。だから置かれた全ての重箱は待ち箱と言う格好でした。いつ頃からやっているとか佐倉の南はアカリンダニで壊滅状態だとか、お互いに知っている情報を伝え合ったりしていたのですが、彼が寂しそうに愚痴をこぼし始めました。「あそこに大きなクヌギがあるだろ、あのコブのある部分は2年前までウロがあって、自然巣が毎年強群を育ててくれていたんだよ。何度も分蜂して、今ここに置かれた巣箱はいつも蜂と蜜で満タンだったんだよ。クヌギにもできるだけいい条件をと思って、ある年に隣に生えていた杉の大木を切り倒してみたんだ。そうしたらどうなったと思う?日当たりが良くなったらそのクヌギにすごい数の葉が茂って来て、木に勢いが出て来たと思ったら、見る見るうちに発育し始めて、ウロの入り口がたったの3年で塞がってしまったんだよ。それ以来群がひとつも来てくれなくて、重箱の群も減っていき、最後に残されていた群もスムシが入って逃去してしまい、今はこんなわけなのさ。」「きっと来てくれますよ!」と励ましてみたものの彼の気分は春なのに憂鬱なままでした。作物の間には水仙やクリスマスローズが並び、菜の花が一列に並んで輝いていました。
車を走らせながら、森に繰り広げられる数えきれない栄枯盛衰を想像しました。森を支配していた巨木が不運にも嵐によって倒れてしまうとそこに光が差し込み、我慢していた植物の種たちが一斉に芽吹いて、我先にとできる限り高く伸びようとする。すぐ隣で長年不遇の時を過ごしていたクヌギにもチャンスが訪れる。他が育つ前に枝を茂らせてしまえば勝ちです。しかしそれによって、それまでいく年にもわたって最高の家を提供されて来たミツバチは、また新たに別の家を探すことになるのでしょう。
saniman
山形県
はじめまして、 養蜂はじめたい思いから こちらのサイトにたどり着きました。 出身は沖縄ですが、 いまは山形県に住んでおります。 2018年家の庭に置いていた...
すごいですね〜。自然の仕組みは人間が思っているより複雑に色んな要素が絡み合って形成されているんですねぇ。
なんかどこかの国の逸話みたいなお話しですね。
沖縄にはがじゅまるの大木などにはキジムナーという精霊が住んでいるとか、御嶽といって拝んで信仰したりします。だからそんな木を切ったりすると災いが起こるという言い伝えがどこの地域にもあったりします。
木が地域を守っているみたいなことなんでしょうね。
2019/3/15 06:44
はっちゃんさっちゃん
千葉県
初めまして。名前の最後に「さん」はいりません。打つのが大変だから「はっちゃんさっちゃん」でお願いします。6年目の初心者ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
sanimanさま、おはようございます。
自然は、善人にも悪人にも、ミツバチにも分け隔てなく公平ですよね。
ガジュマル、確かに荘厳で神秘的な美しさがありますね。キジムナーって言うのですね。精霊とか妖精とか、魅力的な響きです。
2019/3/15 08:07
hidesa
長野県
上伊那郡の北部に住んでいます。止めていたのですが養蜂再開 。2群飼育中。
はっちゃんさっちゃんさん おはようございます。
自然の営みは人間の計り知れない事が多いですね。
2019/3/15 08:21
はっちゃんさっちゃん
千葉県
初めまして。名前の最後に「さん」はいりません。打つのが大変だから「はっちゃんさっちゃん」でお願いします。6年目の初心者ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
hidesaさま、コメントありがとうございます。そうですよね。無慈悲なことが日常的に起きるし、都合よくいかないものですね。昔話では正直爺さんがご褒美をもらい、意地悪爺さんは最後に残念なことになりますが。
2019/3/15 08:41
ミッキー
福岡県
週末養蜂を始めて10年目。巣枠式巣箱から飼育が始まりその後重箱式に移行、2020年は前から興味のあったフローハイブでの飼育にも挑戦。2021年にフローハイブを2...
はっちゃんさっちゃんさん
おはようございます。興味深い話ですね。お爺さん、蜜蜂には気の毒な結果となりましたがクヌギの木の「いつかは俺も・・・」の様な執念と言うような気合が感じられますね。
花の名前は忘れましたが蜂の羽音がすると花びらでそれを感じ取り花の蜜の糖度を上げる花があると言うのをネットでみました。
こんな話を聴くと草花の生命力を感じますね。
2019/3/15 09:45
ミッキー
福岡県
週末養蜂を始めて10年目。巣枠式巣箱から飼育が始まりその後重箱式に移行、2020年は前から興味のあったフローハイブでの飼育にも挑戦。2021年にフローハイブを2...
先程の糖度を上げる花の話は下記の文献でした。
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO40439620U9A120C1000000/
2019/3/15 09:50
はっちゃんさっちゃん
千葉県
初めまして。名前の最後に「さん」はいりません。打つのが大変だから「はっちゃんさっちゃん」でお願いします。6年目の初心者ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
ミッキーさま、自然のものは全て必死で狡猾ですよね。老師が発明したとされる言葉「自然」の意味は「自ずから然る」だそうです。でも(しぜん)という読みは、幕末から明治にかけて、Natureという英語の翻訳として生まれたものと、知恵袋に書いてありました。
素敵なリンクありがとうございます。すごいですね。私もナショジオ大好きです。
2019/3/15 12:37