6月も半分を過ぎ、梅雨真っ盛りになりましたね。たくさん降って、雨上がりの晴れ間に一斉に出かけていくはっちゃんたちを見ると嬉しい気持ちになります。
上の写真は前回の5月30日です。2枚目が昨夜の写真で2週間でこのくらいの変化です。前回は巣板を覆うので精一杯という感じでしたが、今回は巣板の下部先端から少し垂れ下がる蜂も出始め、蜂数の増加にリズムができてきた印象です。もう少しすると蜂に覆われて巣脾が見えなくなるでしょう。時騒ぎはまだ遠慮気味な感じで、溢れるような勢いはありません。
10メートル離れたエノキ群ではゴージャスな時騒ぎが見られますが、まだ飛べないクセにみんなにつられて出てしまい、帰れなくなってしまって泣きべそかいてるはっちゃんを戻してやると、泣きながら巣門に入っていく様が愛らしいです。
「地面を歩いてる蜂」を観察するとき、アカリンダニに感染して飛べなくなっているのか、まだ飛び慣れていないから歩いてるのか、その見極めは難しいですが慎重に観察しています。今の私の判断基準ですが、絶対条件は体色が明らかに薄く、極端に表現すると「アルピノ?」と感じてしまうくらいの柔らかな色をしていること、実際に身体が成蜂に比べて柔らかいこと、そして拾い上げて指先にとまらせた時にどのように飛び立つか、大抵の赤ちゃん蜂は飛び立った後もすぐに巣門を向いてホバリングを再開しようとしますが、具合の悪い成蜂はすぐに落下、特に多いのはクルクルきりもみしながら落下し、落ちると巣箱から離れる方角に歩き始めます。そういう蜂は怪しいので戻さないようにしています。
定点観測撮影用のジグです。