それは6/12に羽化直前の蛹を底板兼発着場に発見したのが始まりでした。その後約40日間続いた児出しの幼虫数と蛹数およびその合計をグラフ化したのが次の図です。この数は、目視できた分だけなので、ミツバチ達が巣外に運び出した分は含まれておらず実際にはもっと児出しがあったと推測されます。 6/26の投稿は次の通りです。 https://38qa.net/blog/64929
【予兆?】今思えば、5月下旬から6月初旬の栴檀の花粉搬入真っ盛りの時期でした。外勤蜂がせっかくたくさん収集してきた花粉団子が底板兼発着台の上に落ちているのが目立ち始め、栴檀の花粉は固まりにくいのかなと思っていましたが次第にその数が目立ち始め、底板の金網を通じて下の収穫コンテナに積るほどになっていました。収穫コンテナには花粉団子を拾いに訪れる西洋ミツバチを観察していました。
【発見時】門番のミツバチが翅を震わせて小さな蟻を追い払う先に目をやると破棄されて底板側面にひっかかっている幼虫を発見しました。
【症状】6/12~6/25までは晴天が続き、6/26の入梅以降は長雨となりました。
【処置】皆様方からいただいたアドバイスを元に以下の処置を講じました。
①通風を良くするために四面巣門化
②底板を板厚12㎜の合板から3㎜の殺菌済み合板に交換し、巣門高さを6㎜から15㎜に
【経過】上記の処置が良かったのか自然治癒したのかは不明です。7/24以降現在まで児出しを確認していないので終息宣言しても良さそうです。散発的に1~2匹/日の児出しがあった他の群も8月以降は確認できていません。
【今後】これからはスズメバチの飛来する時季なので従来の板厚12㎜の底板と交換して巣門の高さを6~7㎜に戻すことにします。