先週、市の教育委員会から市内の中学校にミツバチの群がいると連絡がありました。捕獲の用意もして香取ニホンミツバチの会の仲間と学校に行きました。校舎脇のクスの木にきれいに蜂球になっていました。時期的にみて外敵などから逃れてきた群と思われますが、前日飛びまわったあとその木に球になったとのことです。
春の分蜂群であれば迷わず捕獲しますが、過去の例では逃去群は巣箱への定着は無かったこと、捕獲移動は何かしらダメージを与えることからこのままの観察を勧め、そっとしておけば害のないこと、やがてはどこかへ移動すること、貴重なので教材としての観察にもなることを学校に説明しました。
その後4日目に学校に確認した際はまだ同じ場所に居るとのことでしたが、雨天も経た週休明けの今日、近くに用事のついでに教育委員会に寄り学校に確認してもらったところ昨日何処かへ移動したとのことでした。蜂球になってから数えて6日目の移動です。
学校の近くには香取神宮に連なる古墳群で知られる神道山があります。ミツバチはきっとこの神秘の山に住処を見つけたものと思います。
以前、別の二つの学校でやむなく営巣群が駆除されたことを聞いていましたので、少しでもミツバチの生態を理解していただければと保護のパンフレットを見てもらいました。