収まらないスズメバチと熊の脅威

まだまだ続く、雪囲い作業に郡上へ。・・・今週でも終わらなかった(T_T)

そして、蜂箱が置いてある小屋の横を早朝に熊の親子が通っていくのが目撃されている。暖冬でなければもう夢の中のはずだった熊たちもうろうろが終わらない。平野のスズメバチも終わらない。

＜郡上群１号＞

アカリンダニ感染群、床には大量の蜂の死骸はあるものの。まだ耐えている。

このハチの固まっているところの下に大量の巣くずが落ちている。

丸くなれ！寒さに耐えろ！来週最後の薬と防寒策を施してあとは神に祈る。

＜郡上群２号＞

同じ台の上に置いてあるもう１つの箱。こちらはまだ症状は出ていない。でもギ酸も絶やさない。

なーんて心配も熊にやられればヒトカキで終わる。なんだかなー。

＜逃亡群＞

山の中に置いてあった待ち箱。そこに入っていた。

発見時、まだ大丈夫に見えていたが

先週マイナス５度の日々が続き・・・

がっくり数が減っていた。

給餌した餌は飲み切ってあったので、明日から給餌を行うよう迎えに来た人にお願いする。

ここからはただの気持ちの吐露なので読み飛ばし歓迎。

今回のこの逃亡群は逃亡したあたりの時期に５～６匹の蜂に付きまとわれた。威嚇でもなくさしてくるわけでもなく、たたただブンブンやられた。

私はこの蜂たちは名古屋で１年間いっしょにいた母群の夏分蜂だと思っている。蜂に記憶があるか分からないし、名古屋にいたメンバーは女王以外はもういないのも理解しているが、母群がスズメバチから逃げてきたことを私に知らせたと勝手に思っている。

箱のオーナーに一度は週末取りにいけないと言われた時に名古屋に連れて帰って越冬させる準備にかかっていた。しかし、急遽迎えにこれることになり、その人たちのところにいくことになった。

悪魔の声が囁いた。

「私の方がうまくやれる。みすみす世話仕切れず母群を消滅させるのか？」

ニホンミツバチを飼ってみたいと言う人に蜂を渡さない気持ちが芽生えた。

私は犬ぞりメンバーのローテーションに備え時々繁殖をする。生まれた子犬全部飼えないので希望者にお譲りしている。簡単な犬種ではないため失敗される方もいる。過去に一度そんな飼い主さんに怒ってしまい更に状況を悪くしたことがある。

日本にあまりいない犬種のため原産国のアメリカから犬を入れるが、アメリカのブリーダーたちは私のどんな失敗も励まし再発防止を提案してくれる。フェアな人が多く、過去の私の言動が恥ずかしくなったことを覚えている。

2017年からニホンミツバチに興味をもち飼いたい！１年間もがいていたとき、オタクの蜂飼いさんが１群私に分けてくれた。オタクの蜂飼いさんがこのアメリカのブリーダーたちの距離感に近く、「もうあなたの蜂だから好きにやって」と完全に手放して私の思うように行動させてくれた。そして採蜜経験も２度させてもらい要所のポイントだけ押さえてもらった。

私はその人たちの世話に口をだし、いつまでも成長せず同じことを繰り返すのか？と葛藤する１週間。。。。今日は私の持っている使える道具はすべて用意して蜂を渡した。

分からないことを聞いてくれ。がんばって越冬させるよ。