シリコンで継ぎ目がガッチリくっついてたら採蜜の時にナイフが入らないじゃん、、と言う問題がありまして、ナイフを入れる直前に隙間のシリコンが簡単に取れないかなと思って、細い糸のようなものを接着面に仕込んで、狭い隙間から糸と一緒にシリコンを引っ張り出せないか実験しました。
糸を乗せて、このままぐちゃっと重箱を乗せます。そして乾いてから、スクレパーで2ミリほどの隙間を作って糸を引っ張ってみました。
おおお〜狙った通り、固まったシリコンはピロピロ〜〜っと綺麗に取れて行きます。これでナイフを入れることが可能であると言うことがわかりました。
・・・しかし、いちいちシリコン打って糸を仕込んで、、、を継ぎ箱の場面ですると言うのは手間がかかるし、打ったばかりのシリコンに蜂がくっついてしまったり、、、やはりガムテをペタっとやる方が楽です。作業性は大事です。「ガムテのようにその場で簡単に」と思い、箱に予め面取りをしておいて、巣箱を乗せたあとからシリコンをブーっと打つと言うのはダメだろうか、、、と考え、試してみました。
3ミリくらいにカンナで面取りをしておく。
上下両方の巣箱に面取りをすると、継ぎ目のところにV字の溝ができる。
このV溝にシリコンをブーっと入れて行く。
これなら糸を仕込まなくても簡単に外せます。しかし全ての箱をカンナで面取りしなければなりません。う〜〜ん、、、それならば、面取りもせずに、蜜蝋の離型もせずに、いきなりシリコンを少量打って指で伸ばすと言うのはどうでしょうか?離型しなければ当然、木に食いついて剥がすにはペーパーで物理的に削るしかないと思いますが、打つ面積が狭ければそれほど大変では無いような気がします。ガムテのベタベタがなくなり、作業はガムテより少し面倒ですが確実にスムシ予防ができて、、、と考えると、まあ何とか使えそうな気もします。あとは密閉されてしまうので、結露をどうするかです。