投稿日:2020/6/12 17:01, 閲覧 594
事例報告です。ご参考になれば幸いです。(6月2日~7月10日のおよそ1ケ月に2L弱給餌しました)
あまりに、発育不良なので、給餌することにしました。同じハチ場の1週後に分蜂した群は、すでに3段目です。
前記の3月22日第二分蜂の給餌対象弱小群と、別の群れを母群とすると、より遅い4月8日第三分蜂のB群の同日撮影の写真を、対比掲載します。
ハチ場周辺は、畑と林です。道路を挟んで池があります。典型的な里山です。視認できる範囲では、病害虫の顕著な症状は認められません。
(注1)6月12日の第一回目投稿原稿に、6月20日加筆追記しました。
(注2)7月11日に加筆追記しました。
(注3) 7月16日に加筆追記しました。
■給餌対象群: 基本情報と経過写真(写真の頭の番号は月日です)
2020年3月22日 2回目分蜂 重箱内径25×25×H15cm 巣落ち防止棒、巣箱上部5cm設置 気温18℃(車載温度計計測)無風
遮光ネット➡ザルネット収容 4km先ハチ場へザルネットのまま車で輸送、同ハチ場で重箱に移動 分蜂捕獲動画 https://youtu.be/Agp3tafJyD8
■給餌の方法と給餌期間及び量
巣箱 重箱 トップバ^-▼ スノコ有り スノコ上にメントール投与
ヘチマを、ペットボトルをカットした厚めの容器にいれて、スノコの上に置く(ヘチマの繊維に絡まったハチは、今のところ確認できていません)以下の写真参照
2020.6.2給餌直前の巣箱の上部被覆面積 推定(約70%弱 厚さ20cm)
Ⅰ~2日で全量消費することを給餌の目安とします。 6月2日~19日の 17日間に4回に分けて、中2~9日で合計1,100cc給餌しました。
効果を推定するため、前後の写真を提示
❶6月2日 約200cc 水 砂糖 1対1の糖液給餌 1日後確認 残量なし
❷6月6日 約200cc 同上 1日後残量なし
❸6月9日 約300cc 同上 1日後残量なし
➍6月19日 約400㏄ 同上 2日後残量なし
■給餌の理由と疑問
給餌経験は、ほんの少ししかありません。とりあえず、よく分からないまま、給餌してしまいました。このハチ場は、新しく設けたハチ場で、周年飼育の経験はありません。当該給餌群の女王の、今までの出産能力と、その他の条件から推定し、今後の酷暑や蜜枯れ期を乗り切るには、ハチの数が不足と判断し、給餌を決断しました。今後の給餌ために、今回の給餌に関わることを、てきるだけ忠実に記録しました。
いまだに、給餌に関する、以下のことがよく、わかりません。
➀できるだけ多い量(給餌適量の上限)で、短期間で行うのと、できるだけ少ない量(給餌適量の下限)で、長期間行うのと、給餌の原則は2つのどちらでしょうか? 2つとも誤っているのでしょうか?
②過剰な給餌により、育児房が不足し、育児が阻害される例もあると聞きます。重箱での過剰給餌は、具体的にどのように判断するのでしょうか、「量と期間」の判断の基準や目安はありますか?
③代用花粉(花粉パテ)の投与は、糖液投与と同時でしょうか?
■結果
17日間で1,100cc 4回 中2~9日の間欠給餌の17日目の結果です。
同じ縮尺だと、比較しやすいのですが、手前の巣落ち防止棒の大きさで、想像ください。。
その後、7月に1L弱、給餌して、ほぼ、6月2日~7月10日の約1ケ月間で、合計で2L弱給餌したことになります。
以下のようになりました。
2020.7.10現在の巣箱の写真です。
2020年7月16日 2段目の巣落ち防止棒に掛かりました。
これで、今回の報告は終了します。
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
massuguさん こんにちは
ご意見をいただきありがとうございます。日本ミツバチについては、分からないことが多く、給餌についてもその一つと思っています。みなさんが、いまだに手探りの状態と推察します。このこともあり、できるだけ具体的な条件を細かに記述して、御助言や教えを請ったのですが、反ってこれが自由な御意見を縛る結果となったような気がします。反省しています。(/ω\)
ミツバチの給餌の種類には、蜂を奨励して活動を盛んにするために行う奨励給餌と、貯蜜の欠乏及び欠乏の恐れのある蜂群に餌を与えて欠乏を補う救助給餌(補助給餌)があるようです。日本ミツバチの飼育においては、あえて給餌を奨励しませんが、補助給餌まで否定する立場ではありません。
西洋ミツバチの給餌は、生態や飼育環境が異なることから、そのまま適用できないかもしれませんが、飼育の歴史や研究の集積は日本ミツバチの比ではありません。このことから西洋ミツバチの給餌法は、一定限度参考になると思っています。「蜜蜂 みつばち ミツバチ 販売!! よろこんで」という西洋の事業者の方の ホームページも参考になりました。この方は質問も受け付けています。
2021/8/28 11:50
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
massuguさん
青空文庫の朗読版を、よく利用させていただいています。この文庫は文学中心で、それも版権が切れたものが対象なので自然科学系のものは少ないですね。
2021/8/28 14:07
山田さんm(__)m いつも几帳面な報告と意見に敬服しています(^-^)
https://38qa.net/136029 で質問したのですが、反応がなく調べるうちに山田さんに至りました(笑)
給餌について、その後ご意見がありましたらお願いします(__)
2021/8/28 11:00
yamada kakasiさんm(__)m
「蜜蜂 みつばち ミツバチ 販売!! よろこんで」、興味深いサイトの紹介ありがとうございました。
「養蜂全書」も一部私訳していますね。「青空文庫」みましたが訳書はありませんでした。管理者の貝瀬さんと、みんなで分担して訳せたら面白そうですね(^-^)
2021/8/28 13:44
massugu
新潟県
2024年現在14群 2023年14群 今年は原因不明の崩壊一群以外順調。熱波の巣落ちもほとんど無し。 2022年春、越冬前2群熊などにやられたが、10群無事越...
massugu
新潟県
2024年現在14群 2023年14群 今年は原因不明の崩壊一群以外順調。熱波の巣落ちもほとんど無し。 2022年春、越冬前2群熊などにやられたが、10群無事越...