「積み上げる仮説とその立証実験」
床下群、越冬できずそのまま消滅を決意した群だったが、寒さにぎゅっとなっている姿に回収することにした。そこから積み上げる仮説とその立証・実証実験が続く。
ネコマルさんから空いている巣板をいただいてきた。
巣板挟みがまだあるので、、、、「巣箱の空スペースに空の巣板を入れれば女王蜂に産卵の気運があれば楽に働き蜂を増やすことができると思うよ。」その仮説を元に実証実験スタート。
ネコマルさんのところに一段、切った巣箱が箱ごと冷凍保存されていた。箱から外すと博物館の冷凍マンモスの奥歯を思い起こす姿。
よさげな巣板を何枚かいただいて帰ってきた。空の巣板、蜜が入っている巣板、長いのと短いの。。。4枚。その夜巣板追加を行おうとしたが、飛んだミツバチが電気に集まるのもどううかと、すぐに巣箱に入れれる状態にして残り作業は次の日の朝にすることに。
オオスズメバチがまだまだ飛来しているが、実家では事件発生。
50年以上夫婦だった父が母を置いて亡くなってから母の周りには生き物たちが集い、母は喜んで世話をしていた。スズメのひなが落ちていたり、アマガエルがいい声で鳴いたり、メジロや小鳥たちが枝に刺したミカンをついばんだり・・・世話をお願いしていたキンリョウヘンにニホンミツバチが集まり慌てて待ち箱を置いたら1春に2度自然入居したり。一人になった母を常に忙しくしていた。
昨日の朝、母から鬼のような着信があり、電話をかけると「小さい小鳥がスズメバチのシートにひっかかってるの!」涙声だった。翼の端だったため暴れてシートと一緒に落ちて、シートにたくさんの羽根を付けて姿を消したという。小鳥が集う実家の庭先。蜂の死骸は瞬時になくなり、鳥たちにはネズミ捕りシートに付いているスズメバチは死んで落ちているように見えたのだろう。
幼き頃からなんでも飼育してきた私のせいで、家族は常に見なくてもいいものを見てきた。銭亀を島民させていた軒下で雨水が入り完全と凍結。彼は春を迎えることができなかった、とか。2階のベランダで飼っていたウサギが野良ネコに追いかけられて落下する。とか。ここに書けないこと多数。
今回もまさにそのパターン。。。ごめんなさいね。お母さま。
そんな娘を産んだのはあなたなので我慢してね。
「スズメバチガードもあるしネットにつかまるオオスズメバチにも怯まずアタックする群だからシートは撤去でお願いします。スズメバチうろうろしているときは近寄らないでくださいね。」昨日からネズミ捕りシートはなくなっている。
さて、今日は仕事前に実家に寄って作業開始。
今朝の巣箱の中はこんな感じ。
モーレツにいい感じ。ますます整いつつある。底板の巣くずはリフォームも完了したようで減ってきている。
ネコマルさんから学んだこと、ここで一休み。
コーヒーを飲みながら、撮った写真と巣板を眺めながら、こことここに居れればいいな。計画を立てる。
天井を開けたら、蜂は少しびっくりしたのでわんわん言い出す。
天井を閉じて再度コーヒータイム。巣板を巣箱の横に持っていく(写真撮り忘れ・落ち着いた雰囲気を醸しているが既に行動に余裕がない)そして巣板投入。
もう一杯で入れれなかった巣板。これ、春まで取っておこう。
蜂が落ち着くのを待つ。
<before>
<after>
蜂の中には巣板が3枚できていた。1枚はもともとあったものを増設している。もう2枚は新規。写真を見ると、私はだいぶ失敗している。
左から写っていないが短い空の巣板、長い空の巣板、元の巣板、元の巣板、ハチミツ巣板、元の巣板。
3枚入れるのにぶら下がっていた巣板をずらしてしまった。そして天井に新しく作っていた巣板の間に違う巣からの巣板を入れている。順番大事じゃないか!しかもその間に入れた巣板はハチミツぎっしり。冷静に考えるとこれもいかんかったかも。
この失敗に今回ばかりは巣を捨てるか?!
巣箱内は無音。でもざわついているには違いない。
しばらく誰もいなかった巣門からぞろぞろハチ子たちが出てきた。残りの時騒ぎ組。数はかなり減っている。その間外勤の蜂も何匹も花粉を付けて帰ってくる。ほ。。。
朝はここまで!仕事に行って、夜帰りにもう一度確認だ!
そして夜。母はずっと蜂が出入りしてたから逃げてないと思うよ。と日中の様子を話してくれた。
結果はどうだ!!
あまりにも暗くてピントが合わなかったが・・・・上出来!!みなさま上出来です!
ネコマルさん!大成功です!適当にリフォームして使いだすと思えます!女王様!頼んだよーーーー!!