過去日誌で窮状をお伝えしたA2群ですが、覚悟はしていましたが、消滅の時を迎えてしまいました。 アカリンダニ罹患で蜂数がさらに減り、この寒波(2日連続でー7℃)にとどめを刺されたという感じです。
今月に入ってからは出入りする蜂を見かける機会が減り、直近では見かけても皆地面に落ちて逃避行ないし徘徊という状況でした。
1/09 打音への反応もなく、簀の子を外して上から見ても底板上から写メしても蜂の集まりが確認できず、1/10 巣を解体しました。
巣箱は3段、巣脾は2段までで、薄めの巣板で 多少蜜は残っていて、巣脾込みで約2.5kgほど。 花粉もたっぷり貯められていて、11月初めに急激に数が減ってしまい、その後約2ヶ月間 少数で踏ん張ってきた結果だとと考えています。
一枚ずつ巣板を取り上げていくと、少し窪んだ所に動かない蜂達がいました。 底板に落ちてしまった蜂の中に女王様もいました。 (雄蓋の落下や雄蜂の発出が無かったので、女王様は居ると思っていました。)
この写真に写っていない巣板の下端部分で蓋掛けされた巣房がいくつかあるものは、切り取って暫定的に巣箱の内壁に立て掛け、蜂達も底板上に戻しました。 尚、女王様に日光を当てていたところ、肢を動かし出しましたので、再度眠ってもらいました。
万に一つでも可能性があるなら、また今後のエマージェンシー対応のための経験になれば ということで、一念発起。 『あるもの活用』で救済用の発泡スチロール巣箱を急いで作り、今日収容しました。
但し 昨日70匹前後居たので 50匹程度は残っているだろうと思いきや、大半は巣を去ってしまい、収容した蜂さんは、女王:1、働き蜂:18匹でした。… 数匹は蘇生するかもしれませんが、群の復活は無理ですね。
※発泡スチロール巣箱は、今回応急的に準備したので、巣枠がいい加減なため、改善を加えて作り直します。
この寒波による低気温は続き、今夜はこちらでも降雪予報なので、今夜は屋内に収容します。 大きいボックスを被せてあげます。 15時時点で女王+働き蜂14匹が蘇生し、動き回ったり カイロ上でうずくまっています。… この女王様は 分蜂後に十分な交尾が果たせず、ここにきて必要な産卵ができなかったのかもしれません。
※ちなみに 私が今回使った発泡スチロールの箱は、容器分けしたハチミツ(生百花和蜜)の貯蔵用に スーパーでいただいたもの(リユース)です。 HCなどで新品の発泡スチロールの箱は極力購入しないようにしています。 地球環境の保護、つまり自分達人間のためであり、ミツバチなど多くの同居生物達みんなのためです。