真冬を考えると板厚12mmは褒められたものではない。
板厚12mmで作られた小さな巣箱(内寸210mmX180mm、高さ120mm)をしばらく使ってきた。
この板の厚さでは夏は過ごせないだろうと思い込んでいたが、3日間の観測から、キチンとした日除け対策を行えば、巣箱の中の温度を気温と同じ程度にする事が可能と思う。
しかし、育児部の温度が36℃前後であるから、気温がそれよりも高くなる時期や地方に於いては板厚12mmでは踏ん張れない。
重要な事は直射日光が当たる時間数に正比例する。
キチンと日除けをするとは夜明けから日没まで太陽が当たらない事を意味する。
厳密には理科で習った百葉箱の中の状態にする。風は通るが日は入らない。
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限界最高温度が何℃なのかは、検索しても見つからない。
しかたがないので、38℃を私が考える限界温度としておこう。
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下のグラフ、水色は気温、白色が重箱の内部温度。
一番右は、みつばちレストランでヤマザクラ・ウワミズザクラ・ヒサカキ・トベラなどが真上に広い涼し気な空間を作っている。遠くにはシラカシ・コナラ・クヌギなどの高木がある。
涼しいとは、ベンチなどを置いて、自然な状態で読書が出来る程の体感(蚊はいる)。
この温度環境を作るのに、遮光ネット・二重壁・スダレ・つる植物などなどで対処するのも良い。
冬は別途検討しなくてはならない。
尚、ここでは12mmの板厚を例にしたが、板厚が大きくなればなるほど、日除けの努力を少なくすることは可能。