新しい防スズメバチネットを設置し終えて休んでいたら、デッキに面したガラスドアに変な音。うん? とガラスを開けてみたら、足元に可愛いこの子が。
未だ、羽も十分育っているわけではない幼いヤマガラの子どもがじっとしている。野鳥用に普段あげている餌を持っていっても反応せず、水も同様で飲むわけではない。このまま放置して死んでも可愛そうだし………。
以前、他の案件でメールを交換したことがある町内の自然保護団体に写真を送り、電話をする。
でも先様は、「獣医がいるわけではないから、預かることは出来ない。メールの写真を見る限り首が折れたわけではないから、脳震とうを起こしているのではないか? そのうち意識が戻ったら、親と連絡を取り合い、飛んでいくと思うからみてあげてくれないか?」
そう言われたら、さっきから、親鳥なのか鳥の鳴き声がしている。でも、この子はじっとしたままで、もう20分ほど経過している。
そんなことを話していたら、あれっ? 様子が違う。
「さっきまで、じっとしていたけど、いま首を動かし始めました」
そして、
「羽を軽く動かしたし………」
と電話で話したら、軽く羽ばたきそしてさっと飛んでいく。
「ああ、飛びました。うわぁ、ありがとうございます」
と一件落着。
小さな命だけど、亡くすことなくて良かったお盆の午後でした。
どうも、私が出入りするためガラスにカーテンを着けないでいたら、鳥から見れば外の風景が写りぶつかったということで、よくあるそうです。親鳥なら気がつくのだけど、きっと子鳥だからぶつかったのでしょう。