これまでの顛末↓
12/23 はじめて徘徊バチを発見
※12月中は巣箱の周りの死骸が15個程度。糞の跡なし
1/5 家畜保健衛生所の検査→アカリンダニ症確定
同日 顕微鏡が手元に。自己検査の特訓スタート
1/8 死骸が20‐30個に増える。糞の跡がつきはじめる。
同日 俵養蜂場さんに処方していただいた蟻酸パテを投与(1/3オープン)
1/12 自己検査の記録をつけはじめる
1/13 麻袋で巣箱を覆う
1/15 蟻酸パテをフルオープン
徘徊バチをはじめて発見してから1カ月が経ちました。1/12より毎日自己検査の記録をつけながら、状況を見ていますが、なかなか厳しい戦いです。今も、一日20匹~30匹の徘徊バチを捕獲しています。
表の数字はそれぞれを視認した蜂の個体数(ダニを複数発見しても1とカウントしています)。
毎日5~6検体ずつほど、徘徊バチ(死亡/寒冷麻痺)を自己検査していますが、いつまでたっても黒色化した気管、ダニを見つけ続けます。ただ希望は生きているダニよりも死んでいるダニに遭遇する機会が増えてきたこと。これは薬剤の効果が出ているといえそう。wild bee師匠(←勝手に師匠呼ばわりです)のアドバイスにより、ダニの生存率の記録もつけ始めました↓。
1/20 平均ダニ生存率4%。だいぶ死んでいると。素晴らしい。
1/21平均ダニ生存率26%。昨日の数字はちょっと極端な数字でしたね…。けっこう、生きているダニはまだいました。
またこちら、wild bee師匠が送ってくださったアカリンダニ感染ステージの分布表。検査した蜜蜂がどの程度感染症状が重いかを分布表に載せて共有することで巣の感染状況を客観的にとらえて情報交換する、というもの。
私の群はやはり、重度に寄っていて、なかなか厳しい状況です…。でも、客観的指標をもって情報交換をする、というのは大切なことだな、と強く感じました。
昨日の内検の時の様子。だいぶ蜂が減ってきました。そりゃ、1日に何十匹も失い続ければ減っていきますよね…。
1/20の巣の様子
12/23の巣の様子。見比べると悲しくなりますが…。まだあきらめない!
とにかく、暖かくなるまでもってくれて、蜂数が回復してくれれば…。あとは巣の中を暖かく保つことができれば、ということで、気休めかもしれないけど、麻袋の上からスタイロフォームで覆いを作りました。
コロナに似ているというか、アカリンダニ感染は指数関数的に状況が悪化するんだな、ということを身をもって実感しています。諸先輩方がとにかく早く対応、自己検査で症状を発見し次第対応、と口を酸っぱくしていることをよく理解しました。
アカリンダニの生存率を見るに、俵養蜂場さんに処方していただいた蟻酸パテ、効果は間違いなくあります。が、わが群の場合には蜂数が減りすぎて温度を維持できなくなるか、それまでにアカリンダニを撲滅できて勢いが回復するか、ギリギリの戦いです…。
どんな結果になるにしろ、記録をきちんと採って皆さんにシェアしつつ、今後に活かそうと思っています。