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ニホンミツバチ
徘徊バチ発見からの顛末記録 その7 保温サポート箱(ヒーター付き)制作

tukapontas 活動場所:神奈川県
初年度で庭先に自然入居。初年度はアカリンダニ被害で越冬できず。同じ箱に2年目入りまして、こちら、アカリンダニ対策はばっちりだったのですが、冬明け直前…もっと読む
投稿日:2022 1/24 , 閲覧 607

我が家の群(徘徊発見から1カ月経過。アカリンダニ感染確定しています)は蜂数が大幅に減って、冬を乗り切るのがなかなか厳しい状況になってきました。

現在の状況は前回の投稿に詳述↓
https://38qa.net/blog/247203

前回の投稿の際に頂いたアドバイスから、以下2つの打ち手を込めました。
①蟻酸パテの蒸散がいきわたりやすくするために減箱
②減った蜂の凍死を避けるため保温サポート箱を制作

減箱は今朝、妻に手伝ってもらいさくっと実現。冬場なのに襲ってくる蜂がいないのは残念でしたがスムーズに完了。

②のサポート箱はBirdmanさんのアドバイスとこちらの投稿をベースに作成しました。記録として制作工程をアップします。

Birdmanさんの投稿↓
https://38qa.net/blog/238667


[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/109/10939364006749835569.jpeg"]

断熱材、コンパネ、プラダンで作った箱の中に家庭菜園のビニールハウス用ヒーターとサーモスタッドで温度維持をはかるというもの。最初、Birdmanさんのアイディアを読んだときには難しそうだな…、高そうだな…と感じたのですが、案外安価で簡単にできました。そして何より、我が家の巣箱は庭先にあるので電源を引いてくるのが簡単、というのはとても大きなアドバンテージでした。

■材料
【箱】

角材数本(そこらへんにあった端材)\0
スタイロフォーム(断熱材)25mm厚 サブロクサイズ1枚 \1,025

ラワンベニヤ 2.5mm厚 \996
プラダン 2枚 \268

【ヒーター類】
昭和精機工業パネルヒーター200W \8,800
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00G45ALV8/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o01_s00?ie=UTF8&psc=1
RUIZHI デジタルサーモスタット \1,990
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B092Z9GQ8P/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o01_s00?ie=UTF8&psc=1
4個デジタルLCD温度計温度計  \1,199
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07DLWY986/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o01_s00?ie=UTF8&psc=1
※ヒーター関連はすべてアマゾンで手配

合計 \14,278

安いのか高いのかよくわかりませんが…。そしてヒーターで暖めてまで群を守るということに賛否両論あると思いますが、我が家にいるたった1群。ここまで向き合ってきたのでやれることはすべてやろうと思ってのトライです。

ヒーターを向こう1カ月つけっぱなしにすると気になってくるのがランニングコスト。200wのヒーターがフルタイム1カ月稼働しっぱなしだとして電気代4,000円弱。実際にはサーモスタッドが効いて切れることもあるだろうから、もう少し安くなるとすると、まあやってみる価値はあるかなと判断しました。


[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/022/2218594757218160532.jpeg"]


■制作工程
①巣箱の大きさ+ヒーター設置個所のサイズで外枠を角材でつくる。僕は高さ1200mm×幅700㎜×奥行600mmで作りました。割と適当に。

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/173/17364774985694462645.jpeg"]


②箱の内側にベニヤ板を貼る(スタイロフォームは火気厳禁ってことなので、一応、ヒーターとの間にベニヤを貼りました)

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/028/2819007748956993374.jpeg"]


③そのあとにスタイロフォームをはめて、プラダンで覆う。以上。

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/116/11667688783856778125.jpeg"]


[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/037/3704363089076127384.jpeg"]


かなり雑…。見た目は気にしません。

もちろん、巣門付近は完全に開放。蜂たちの出入りの邪魔はならないように。

巣箱の上から完成した保温箱を置き、ヒーター、サーモスタッドを接続して完成。

上から覗いた図↓

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/019/1908138033350652483.jpeg"]


下から覗いた図↓

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/142/14274511087661557319.jpeg"]


サーモスタッドは20度を下回ったらスイッチが入り、25度を上回るとスイッチが切れる設定に。サーモスタッドの検温センサーは巣箱外側の上段に貼り付け。春になれば蜂たちは凍死しないから、春先の外気温20℃-25℃を維持できれば勢いが衰えた蜂群でも2月を乗り切れるのでは、という仮説です。

サーモスタッド以外にデジタル温度計を4つ設置。外気温/巣門付近の巣箱内温度/巣箱外側の上部/巣箱内側(簀の子下5㎝ぐらい)。

設置後、保温箱内の温度は一気に上昇し、外気温に関係なく20℃ちょっとで推移。

夜に確認しに行ったところ、外気温は6℃弱、保温箱内は20℃、巣箱内は13℃ちょっとでした(ちなみに、ヒーター設置前は巣箱内の温度は10℃弱)。

この処置によって凍死を免れる&蟻酸パテの蒸散が進んでダニをせん滅できるといいのですが…。

ちなみに本日の自己検査結果はこちら。ダニ生存率32%。まだ生きてるなーー。

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/111/11165589390529697348.jpeg"]


今日の打ち手でどう変化するか楽しみです。

コメント25件

スー 活動場所:愛知県
投稿日:2022 1/24

こんばんは。

どう変化するかとても興味深いですね(´∀`=)

私も同じく1群で、サーモスタット(雛用に持ってます)もあり電源も確保できますが、悩んだ挙げ句、保温を使わなくなった保温性の高い敷きバットでくるんでみてます。

…アカリンダニだけ消滅してミツバチだけ生き残ってくれたらと、どんなにか祈ってます。

Birdman 活動場所:広島県
投稿日:2022 1/24

tukapontasさん

いろいろ興味深いですね。特に、蟻酸パテの蒸散がどのぐらい進みやすくなるのかが興味深いですね。多分、メントールでも同じような感じに蒸散が進みやすくなりそうなので、うまくいけば、寒い期間には応用できそうですね。

箱づくりは私も、思いのほか簡単だと思いました。すぐに出来ましたね。ところで、木材の切断にはこの電動ノコギリを使いました。

https://38qa.net/blog/246903

nakayan@静岡 活動場所:静岡県
投稿日:2022 1/25

こんばんは

とてもスゴイ工夫で、保温としてはかなり完壁だと思いますが、アカリンダニ感染群を消滅から救うには、かなり意味がある事と思いますし、この保温の上で、対策を取れば効果も高いとは思います。

でも一般の群れには、これほどの保温を施すのは賛成しません。

その理由は、内部をこれほど保温と加温をしてしまうと、蜂は「暖かくなって、春が来た~」と勘違いし、外が気温マイナスでも飛び出してしまい、結果として寒冷麻痺になり帰巣出来なくなってしまう事が多発しそうだと思うからです。

Birdman 活動場所:広島県
投稿日:2022 1/25

nakayan@静岡さん


〉その理由は、内部をこれほど保温と加温をしてしまうと、蜂は「暖かくなって、春が来た~」と勘違いし、外が気温マイナスでも飛び出してしまい、結果として寒冷麻痺になり帰巣出来なくなってしまう事が多発しそうだと思うからです。

普通そのように思われると思います。私も、今回、保温サポート箱で保温してみるまでは、少し不安な所もありました。

https://38qa.net/blog/238667

ところがこのように保温しても、ハチさんたちは、保温しない場合とほぼ同じ動きで、外が寒い日には蜂球を作って外には出ません。これは、これまでに何度も保温をされているはっちゃんさっちゃんさんも同じ経験をされています。ハチさんたちは、人間が思っている以上に季節に敏感なようで、何らかの方法で、外の気温と季節を感じているようです。もし巣箱を丸ごとビニールハウスや温室の中に長期間入れればどうなるかはわかりませんが、今回の保温サポート箱のようなやり方で、巣箱の上部だけを保温し、巣門部分を外気にさらしていれば、季節を間違える事はないようです。

それに対してスムシは、完全に季節を間違えて活動を開始し、早く成長してしまい、時々巣箱をあけて大きく成長したスムシをつまみだして寒い外に捨てないといけませんでした。スムシは単に温度で活動しているようです。このあたりの事に関しましては、越冬期が終わった3月頃に、詳しく日誌に書こうかと思っています。

nakayan@静岡 活動場所:静岡県
投稿日:2022 1/25

Birdmanさん、試して見て結果を上げて下さい。

tukapontasさんも結果がどうなるか、楽しみですね。

私自身の考えとしては、やはり暖めすぎると蜂は飛び出してしまうのではないか、と今は考えます。

おっとり 活動場所:千葉県
投稿日:2022 1/25

tukapontasさん

必死の救出作業、上手く行く事を願っています。

tukapontasさんも賛否両方あるなかでの、最後の手当てをなさっておられると思います。

現在の私にはどうすべきかが分かっておりません。

経過UPをお願いします。

尚、スムシには適温で有ると思います。

頻度多く覗くのも何ですし、スムシが出たら取らなくてはいけないし、大変だと感じました。

tukapontas 活動場所:神奈川県
投稿日:2022 1/25

スーさん
おはようございます。コメントどうもありがとうございます。

1群アカリンダニ感染仲間ですね!お互いあれやこれや考えながら、気をもみながら春を待つ身…。結果はどうあれ、情報共有しつつ、知見をためていければと思います~。

スーさんの群も無事に春を迎えられますように!

tukapontas 活動場所:神奈川県
投稿日:2022 1/25

Birdmanさん
おはようございます。おかげさまでさっそく形にすることができました!朝の外気温は1℃、保温箱内は19℃、巣箱内の定点は13℃。まずまずの状況です。末期状態でしたので、ここから群がどうなっていくかの経過観察はなかなか意味があるかなと思っておりますー。状況をじっくり観察してまた日誌に上げます。ありがとうございました!

tukapontas 活動場所:神奈川県
投稿日:2022 1/25

nakayan@静岡さん
おはようございます。コメントをどうもありがとうございます。本文中に記載が甘かったかもしれませんが、まさに、末期のアカリンダニ症感染群の凍死対策です。通常の群にここまでやるのはさすがにいかがなものかですね…。

状況は一群一群違うから、こうした知見共有の難しさですね。背景や状況を共有して対策をしないとかえって意味がないというか、害であったりするわけで…。難しいところです。

ちなみにわが群は徘徊以外では巣門から出てくる蜂をここ数週間見ておらず…。飛び出すぐらい元気になってくれたらと思います。状況は見てまた日誌にあげます!

tukapontas 活動場所:神奈川県
投稿日:2022 1/25

おっとりさん
おはようございます。どうもありがとうございます。まさに最後の手当、やれることはやろう、という判断です。

そしてまたこれまでここのQ&Aに残っているたくさんたくさんの皆さんの知見に助けられ励まされてきたので、自分もそこにちょっとでも貢献できればと考えており、なるべく客観的な形でデータを残せればと考えています。

スムシの活動温度、という目線はありませんでした。まずは蜂たちの回復(アカリンダニのせん滅と凍死対策)を最優先に、スムシにも目を光らせます。

経過はまたアップします。どうもありがとうございます。

Birdman 活動場所:広島県
投稿日:2022 1/25

tukapontasさん  私も、tukapontasさんに、スムシが活発になる事はお伝えしていなかったので、今日にでも書こうと思っていましたので良かったです。このスムシが活発になる事に関しては、はっちゃんさっちゃんさんからも聞いていなかったので(おそらくはっちゃんさっちゃんさんも未経験なのでは)、私も今回、自分でやってみるまではわかりませんでした。

ミツバチとスムシで加温に対する反応が違うのは興味深いです。スムシが活発になるといっても通常の群ではそこまで多くはいないと思いますので、ある程度排除すればほぼいなくなるのではないかと思います。私のミツバチの巣箱の場合、秋に急激にハチが弱体化し、スムシがかなり蔓延しましたので、保温開始時にスムシの活発化が予想されたので、かなりスムシを討伐したのですが、それでもやはり、かなりの数のスムシが残っていました。それで、1週間おきぐらいに保温箱をあけて、巣箱の上部を開けてスムシの様子を見ていた訳です。それですぐにスムシの活発化に気付きました。1週間おきぐらいに巣箱の上蓋を開けて、巣箱の中の様子を見る、というのでいいと思います(保温したといっても多分そこそこ寒いので、スムシはできるだけ暖かい場所を求めて、巣箱の上蓋付近に集まります)。tukapontasさんの巣箱で、秋口にハチが元気で蜂球が巣を覆っていたような状態なのでしたら、スムシはほとんどいないのではないでしょうか。

いずれにしろ、いろいろな意見はあると思いますが、このサポート箱での保温方法は、まだ効果的な薬もないアカリンダニへの対抗策になる可能性も含めて、いろいろな可能性があると私は思って実施しています。私も越冬開けの時期に経過と結果をまとめて日誌にあげようと思っていますので、tukapontasさんの例と含めて、例数が増えるのはいいと思っています。あと少しの期間なので、お互いうまく越冬できればいいですね。

tukapontas 活動場所:神奈川県
投稿日:2022 1/25

Birdmanさん
こんにちは。ご丁寧な情報をどうもありがとうございます!なるほど。私の群はそれこそ、冬がはじまるまでだいぶ強勢でスムシの存在を気に病むということはなかったです(私が気にしていなかっただけかもしれませんが…)。それゆえの盲点だったのかもしれません。巣箱うえから確認して視認できるかわかりませんが意識してみます!

ちなみに本日の状況は非常に良いように感じられ、徘徊バチ数も少ないです(徘徊バチトラップにお昼の段階で2匹しか落ちていなかった)。巣箱の温度も高めで推移していますし、なんだかよさそうな兆候です。

経過観察を日誌にUPしていきますね。

引き続きよろしくお願いします!

はっちゃんさっちゃん 活動場所:千葉県
投稿日:2022 1/25

tukapontasさん、Birdmanさん、こんにちは。巣箱の加温実験、大変興味深く拝見いたしました。勉強になりました。

加温によるスムシの活性化について、それだけを目的とした実験を行ったことがないので確かなことは言えないのですが、アカリンダニの駆除に取り組む時にスムシの心配をすることは、私は頭から外しています。理由は、アカリンダニが活発になる気温は寒くなってからで、スムシが活発になるのは暖かい時期ですから、この相反する問題においてはどちらかに集中する必要があります。この時、スムシへの対処はミツバチが自分達で出来ますが、アカリンダニに対してはニホンミツバチはその方法を知りません。したがってアカリンダニの駆除をまず行い、蜂数の減少→温度維持が困難→凍死をまず防ぎ、その後は蜂たちが自分達でなんとかするだろうと言う順序で考えるほかありません。

農研機構の前田先生の論文を読んでいると巣箱内温度を40〜42度に設定したコロニーではアカリンダニの減少が見られたと言う実験結果があり、真夏にアカリンダニは発生しにくいと言う事実を裏付けます。しかしその温度は巣落ちの原因にもなり、まして真冬に巣箱を40度にすることは現実的ではないですよね。冬場に加温して撲滅することは無理です。しかし低いより高い方が少しでも援護射撃になるのなら人工加温は無駄ではないと思います。一方で加温することによってスムシが活性化する問題ですが、これはあくまでも私のなんとなくの感触ですが、、、

ミツバチは冬眠しないのに対し、スムシは寒い時期は繭となって冬越ししますので、今の時期は休戦状態ではないかと感じています。スムシは気温が低くなるまでに十分な栄養を蓄え、糸を吐いて繭を作れた個体だけが春に羽化できる。そのように感じます。

スムシは30度の環境では蛹になるまで4週間程かかりますが、低温下では5ヶ月もかかると言われていて、今の時期でも使っていない空箱の掃除などをしているとトンネルの中で生きているスムシを見つけることがあります。これを加温すれば元気に活動し、餌があれば太っていく事と思いますが、コロニーの中では温度が維持されているのは蜂球内部だけで、少しでも離れると温度は極端に下がりますので、冬場に巣箱の中がスムシ天国になることはないと思っています。

従いまして、スムシが活動できるギリギリの気温、つまり秋口にアカリンダニに見舞われた群は蜂数が一気に減少、スムシの勢力が増大し、群が崩壊、スムシは順調に繭を形成、廃墟となった巣箱の中で冬を越し、春に羽化。と言う千載一遇のタイミングでスムシは繁栄する。多少の加温(蜂が凍死しないギリギリの加温)ではスムシは悪さはしない。と結論付けて良いと私は考えております。

ちなみに、以下の写真は逃去した巢板(9月)に残された蓋がけ巣房を加温して羽化してくる新蜂を別の群に合流させるための養生の様子ですが、設定温度35度で加温している段階ではスムシは活発に巣脾を食い荒らし、蓋がけから概ね新蜂が出房した後、加温を中止してからはスムシの活動が極端に鈍くなりました。


[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/006/677916803773840117.jpeg"]


[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/019/1960900362484206619.jpeg"]

毎日のように羽化して来る新蜂を刷毛で掬い取り、別の群に合流させる

[uploaded-video="877f46207d9f11ecb6f033a7641e582b"]

こちらは出房直後の新蜂が蜂蜜を求める様子と、スムシが元気な様子です。

Birdman 活動場所:広島県
投稿日:2022 1/25

はっちゃんさっちゃんさん  ご登場、お待ちしておりました。詳しくご教授ありがとうございます。

スムシに関してもいろいろ試されていて、敬服いたします。

今、長く打てないのでまた夜に書きますが、はっちゃんさっちゃんさんのご経験やお考えから、1点、教えていただきたく思います。

スムスはミツバチの巣箱の中で成虫になり、そのまま外に出る事なく、巣箱内で交尾と産卵して世代を重ねる事は可能なのでしょうか。

よろしくお願いいたします。

はっちゃんさっちゃん 活動場所:千葉県
投稿日:2022 1/25

Birdmanさん、こんばんは。

これも自分で試したことないのでわかりませんが、推測ですけど、釣り餌に使われるブドウムシの養殖はおそらく外に出さずに産卵→交尾→産卵→交尾をさせて生産するものではないかと思うので、可能なのではないかと・・・

詳しくはないのですが、餌用のスムシは何かホルモンに関係する薬剤を使って、ずっと幼虫のまま蛹にならない(もしくはなりにくい)処理を施されていると聞いたことがあります。

あと、上で書き忘れたのですが、秋口にアカリンダニが疑われる状況で、内検時にツヅリガを見かけた時に、それがハチノスツヅリガだったら要注意で、スノコを切ってビースペースを確認し、巢板と巢板を渡るように白いトンネルが確認されたら、最上段を減箱するようにしています。巣箱の段数が多い場合は2段切ることもあります。切った巣脾は蜂の蓋がけ蛹がないことを確認し、2日間くらい冷凍し、解凍した後にスノコ上の給餌箱に立てかけて並べ24時間くらい放置し、蜂蜜を下に移させます。24時間後に全て取り出して潰し、皿に入れて底板の上に置きます。(給餌箱は高さの低い箱、メントールもしくは蟻酸処方用の箱に差し替え)

ハチノスツヅリガのパワーは凄まじいものがあるので、アカリンダニで弱った群には容赦無く襲い掛かります。スムシとミツバチの攻防は、蜂数があるうちは死力を尽くしますがある時を境に諦めモードになり、なすがままになります。10月くらいまでだったらそこで逃去しますが、感染している群だと引っ越し先で新造巣も進まず、冬を待たずにそのまま消滅します。

見かけたものがウスグロツヅリガだったらそのまま何もしません。


ビースペースに渡されたトンネル

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/162/16219175027077156188.jpeg"]


↓撮影は5月26日。分蜂が終了し、越冬群を最後に引き継いだ末娘群が諦めて逃去した直後に撮影。幼虫が見えるのでまだ繭は完成していませんが、7月には羽化したはずです。自然群では分蜂後にこのようになる群は多いのではないかと考えています。

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/011/1106673480516198027.jpeg"]


ハチノスツヅリガ成虫↓

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/116/11668804339922629656.jpeg"]


ウスグロツヅリガ成虫↓

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/094/9487695399669494733.jpeg"]
tukapontas 活動場所:神奈川県
投稿日:2022 1/25

はっちゃんさっちゃんさん
こんばんは!コメントと詳細のご説明をどうもありがとうございます。Birdmanさんから保温箱ははっちゃんさっちゃんからの伝授だと聞きました。ということは私は孫弟子ですね~。どうぞよろしくお願いします!

情報量が多く、そして、↑の投稿のハチノスツヅリガの写真に衝撃を受けております…。生き物たちの世界、知れば知るほどディープかつ、微妙な力関係で成り立っておるのですね…。

ひとまず、はっちゃんさっちゃんさんの最初のコメントを拝読して、私の今の状況、この季節であればアカリンダニ対策と凍死防止に全力を注ぐべし、という風に理解しました。

とにもかくにもしつこい、しつこすぎるアカリンダニ。やつをいかに抑え込むか。そして群れが小さくなった中で凍死させないで春を迎えられるか、これに尽きると。シンプルにやっていきます。

どうもありがとうございます!

スー 活動場所:愛知県
投稿日:2022 1/25

はっちゃんさっちゃんさん

うぅっ…読んでいても見ないようにしていたスムシの幼虫を寝る前に見てしまいましたwwwww

世の中で1番苦手なのがイモムシ系でして、前に弱群がスムシにやられていた時に100匹(駆除した時に数えました…)いたのを思い出しました。。。(´༎ຶོρ༎ຶོ`)オエエ


ここの日誌、ものすご〜く勉強になるのですが、私の中に微かに残る女子な部分と生理的なものが、こう…なんて言うか、ゾワゾワしながら読んでます( ;∀;)

Birdmanさんには、私も大変お世話になり、参考にしつつも自身に取り入れられる事は自分流にしつつ群へ施しましたm(_ _)m

今年の5月で趣味の養蜂2年目になりますが、ミツバチ道は楽しさ半分、前途多難さ半分だなと感じる毎日です(^◇^;)

何とかこうして趣味の養蜂を続けられるのは皆さんの暖かさと経験談やアドバイスのお陰です。

Birdman 活動場所:広島県
投稿日:2022 1/26

はっちゃんさっちゃんさん  いつもお世話になります。画像と動画もある詳しいご説明、ありがとうございます。大変勉強になりました。はっちゃんさっちゃんさんにご教授いただきました保温サポート箱ですが、ハチたちは今のところ、順調に越冬できているように思います。

ひとつ気がかりな点が、スムシです。これは、通常の群れであればほとんどいないため、はっちゃんさっちゃんさんも言われるように、保温してもほとんど気にする必要はないように思います。しかし私の群は秋に弱体化しており、保温開始時に見つけられるスムシは可能な限り討伐したのですが、完全に退治する事はもちろん無理なので、1週間おきぐらいに巣箱の屋根をあけて中を点検していました。それでも保温開始から1ヶ月ほどはスムシの気配はなかったのですが、12月25日頃に、掃除に引き出した底板の上に1匹、ハチノスツヅリガの成虫がいたのです。寒さのせいでいつもの俊敏な動きははく、容易に捕殺できましたが、その時に「もし巣箱の中で成虫になって交尾と産卵もしていたらイヤだな」と思いました。質問させていただきましたのは、そういう事があったためです。

その後、徐々にスムシの幼虫の数が増えていき、合計25匹ぐらい駆除しましたが、以後は減っています。なので、①越冬に向かい繭を作っていた個体が成虫になった と、②冬になる前に繭になれなかった幼虫が、保温で徐々に成長したもの と考えています。なので、ミツバチの巣を保温する場合、もしスムシの幼虫が多くいる場合は、事前にスムシを徹底的に駆除してからでないと、やはり徐々にスムシの幼虫は成長する事がわかりました。今回、②の数が比較的少なかったので②のように考えましたが、最近巣箱の底板の上でごく小さな幼虫(スムシの幼虫ではない可能性もあります)を発見しましたので、成虫が巣箱内で交尾と産卵した可能性も否定できないと考えています。私もはっちゃんさっちゃんさんと同じく、カイコでもそうですし、スムシの幼虫も養殖されているので、閉鎖空間内でスムシの成虫が交尾と産卵する事は可能ではないかと考えています。

サクラの開花から60日前を切りましたので、そろそろ女王バチも産卵数を増加させ、ハチの数が増加に転ずる頃のはずですが、まだその感じはわかりません。そもそも女王バチが去年の春に自然入居した母親群ですので、今年はそろそろ寿命が来てもおかしくありません。昨年秋の不調もその兆候だったのかもしれません。でも、なんとか復活してほしいと願っています。

はっちゃんさっちゃん 活動場所:千葉県
投稿日:2022 1/26

tukapontasさん、短期間でこのような手厚いシステムを作れる技術と行動力はすごいですね。1月20日の写真を見る限り、まだ大丈夫と思いますので、蟻酸パテが奏功することを祈ってます。加温は凍死しないギリギリの線を維持することが大事な気がします。実は現在うちのピザ窯もアカリンダニで苦しんでいる最中ですが、蜂数はtukapontasさんの群よりも少ないですが、窯内部の気温平均7度で頑張ってます。ネコマルさんご指摘の空間を小さくすると言うのが最も重要なカギだと思います。

はっちゃんさっちゃん 活動場所:千葉県
投稿日:2022 1/26

スーさん、世の中で一番苦手ですか〜それキツいですねぇ。それでも立ち向かえるのはミツバチ愛に他なりませんね。

そして私も、5年前に初めて、突然のミツバチとの出会いで右往左往し、ここで質問させてもらったのが始まりで、親身になってゼロから教えてくれて励ましていただいた方々には感謝しかありません。

はっちゃんさっちゃん 活動場所:千葉県
投稿日:2022 1/26

Birdmanさん、最新の日誌の方にコメントさせていただきます。ちょっと質問もあります。

tukapontas 活動場所:神奈川県
投稿日:2022 1/26

はっちゃんさっちゃんさん
どうもありがとうございます。心強いです!気温7℃、アカリンダニ感染でも命をつなぐ蜂群。希望ですね!!本当にこのコミュニティの暖かい先輩方には感謝しかありません。引き続きどうぞよろしくお願いします。

nakayan@静岡 活動場所:静岡県
投稿日:2022 1/26

tukapontasさん、こんにちは

>まさに、末期のアカリンダニ症感染群の凍死対策です。通常の群にここまでやるのはさすがにいかがなものかですね…。

そうだったのですね!!

それならば、よく理解出来ます。私も同様の経験が何度もありますが、その状態になると、今から春を迎えられるかは、とても厳しい物があると思います。

出来るだけの手当をしてやって下さい。良い結果が出る事をお祈りします。

tukapontas 活動場所:神奈川県
投稿日:2022 1/27

nakayan@静岡さん
おはようございます。どうもありがとうございます。厳しい状況だなと思いつつ、こちらで皆さんのアドバイスをいただきつつ自己検査を重ね、知見を蓄えていこうと思っています。

nakayan@静岡さんの経験に裏打ちされたアドバイス・コメント、いつも参考にさせていただいております!

Michael(ミカエル) 活動場所:大阪府
投稿日:2022 1/29

こんばんは(^^)

お疲れ様です^^

とうとう保温箱に辿り着かれましたね。

蜂さん達を守りたい情熱が伝わってきました。

やはり保温箱を設置したら薬剤の効き目は良くなりましたか?

蟻酸パテは全開状態でしたか?

Bee &Beeさんはメントールの処置で器官もかなり綺麗になって来られたようですよ^^

この先結果がどうなるかとても興味深いです。

是非スムシの状態も観察して下さい^^

経過観察日誌のご投稿お待ちしております!

無事越冬させましょうね!

投稿中