我が家の群(徘徊発見から1カ月経過。アカリンダニ感染確定しています)は蜂数が大幅に減って、冬を乗り切るのがなかなか厳しい状況になってきました。
現在の状況は前回の投稿に詳述↓
https://38qa.net/blog/247203
前回の投稿の際に頂いたアドバイスから、以下2つの打ち手を込めました。
①蟻酸パテの蒸散がいきわたりやすくするために減箱
②減った蜂の凍死を避けるため保温サポート箱を制作
減箱は今朝、妻に手伝ってもらいさくっと実現。冬場なのに襲ってくる蜂がいないのは残念でしたがスムーズに完了。
②のサポート箱はBirdmanさんのアドバイスとこちらの投稿をベースに作成しました。記録として制作工程をアップします。
Birdmanさんの投稿↓
https://38qa.net/blog/238667
断熱材、コンパネ、プラダンで作った箱の中に家庭菜園のビニールハウス用ヒーターとサーモスタッドで温度維持をはかるというもの。最初、Birdmanさんのアイディアを読んだときには難しそうだな…、高そうだな…と感じたのですが、案外安価で簡単にできました。そして何より、我が家の巣箱は庭先にあるので電源を引いてくるのが簡単、というのはとても大きなアドバンテージでした。
■材料
【箱】
角材数本(そこらへんにあった端材)\0
スタイロフォーム(断熱材)25mm厚 サブロクサイズ1枚 \1,025
ラワンベニヤ 2.5mm厚 \996
プラダン 2枚 \268
【ヒーター類】
昭和精機工業パネルヒーター200W \8,800
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00G45ALV8/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o01_s00?ie=UTF8&psc=1
RUIZHI デジタルサーモスタット \1,990
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B092Z9GQ8P/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o01_s00?ie=UTF8&psc=1
4個デジタルLCD温度計温度計 \1,199
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07DLWY986/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o01_s00?ie=UTF8&psc=1
※ヒーター関連はすべてアマゾンで手配
合計 \14,278
安いのか高いのかよくわかりませんが…。そしてヒーターで暖めてまで群を守るということに賛否両論あると思いますが、我が家にいるたった1群。ここまで向き合ってきたのでやれることはすべてやろうと思ってのトライです。
ヒーターを向こう1カ月つけっぱなしにすると気になってくるのがランニングコスト。200wのヒーターがフルタイム1カ月稼働しっぱなしだとして電気代4,000円弱。実際にはサーモスタッドが効いて切れることもあるだろうから、もう少し安くなるとすると、まあやってみる価値はあるかなと判断しました。
■制作工程
①巣箱の大きさ+ヒーター設置個所のサイズで外枠を角材でつくる。僕は高さ1200mm×幅700㎜×奥行600mmで作りました。割と適当に。
②箱の内側にベニヤ板を貼る(スタイロフォームは火気厳禁ってことなので、一応、ヒーターとの間にベニヤを貼りました)
③そのあとにスタイロフォームをはめて、プラダンで覆う。以上。
かなり雑…。見た目は気にしません。
もちろん、巣門付近は完全に開放。蜂たちの出入りの邪魔はならないように。
巣箱の上から完成した保温箱を置き、ヒーター、サーモスタッドを接続して完成。
上から覗いた図↓
下から覗いた図↓
サーモスタッドは20度を下回ったらスイッチが入り、25度を上回るとスイッチが切れる設定に。サーモスタッドの検温センサーは巣箱外側の上段に貼り付け。春になれば蜂たちは凍死しないから、春先の外気温20℃-25℃を維持できれば勢いが衰えた蜂群でも2月を乗り切れるのでは、という仮説です。
サーモスタッド以外にデジタル温度計を4つ設置。外気温/巣門付近の巣箱内温度/巣箱外側の上部/巣箱内側(簀の子下5㎝ぐらい)。
設置後、保温箱内の温度は一気に上昇し、外気温に関係なく20℃ちょっとで推移。
夜に確認しに行ったところ、外気温は6℃弱、保温箱内は20℃、巣箱内は13℃ちょっとでした(ちなみに、ヒーター設置前は巣箱内の温度は10℃弱)。
この処置によって凍死を免れる&蟻酸パテの蒸散が進んでダニをせん滅できるといいのですが…。
ちなみに本日の自己検査結果はこちら。ダニ生存率32%。まだ生きてるなーー。
今日の打ち手でどう変化するか楽しみです。