正確にはパワーダウンでは無く、マンパワーへのモデルチェンジになります。(笑)
以前私の作った検体吸引器は、吸引力をブロワーの給気側の吸引力を利用いていますが、取り回しや準備に面倒な面が多いと以前から感じておりました。シンプルに最低限の構造に変更しようと思っていましたが、ダラダラした性格に加え、最近の暑さで中々行動出来ずにいましたが、先日からのcmdiverさんの素晴らしい日誌を拝見して触発され、やっと行動に移す事が出来ました。cmdiverさんに感謝申し上げます!
使用した材料です。
①100mlタッパー(吸気室用)
②ペットボトルの蓋(検体瓶装着用)
③空のペットボトル(検体瓶用)
④内径10mmホース(検体吸引用)
⑤内径12mm青ホース(吸気用)
⑥ホットボンド(吸気室に②を固定し検体瓶を装着用)
それぞれ材料を加工します。
全て家に有った物を利用しました。ホースは同じ物でも良いと思いますが、間違えて検体吸引用のホースを吸うと蜂を吸い込む事になりますので、一目で判る様にタイプが異なるものを選択しました。
全て組み付けました。
吸気室の空気を吸うと検体瓶の空気が吸気室に移動しますが、仕切られていますので蜂は移動出来ません。
検体瓶内の空気が移動して少なくなると、検体吸引ホースを通じて外気が検体瓶に取り込まれます。この時ホースの先端部にいる蜂が空気と共に検体瓶に吸引されます。
空のペットボトルは殆どのものが共有出来ますので、採取場所毎にラベルを張る等で採取場所の識別が可能です。
吸引が可能かを実際に吸引して確認しました。
体格も肺活量も自信がありませんので、もしかして吸引出来ないかも?と案じてましたが、比較的楽に吸引する事が出来ました。
取り回し面で面布を着けた場合、多少の工夫が必要ですが、非常にコンパクトで満足出来る結果になりました。
アカリンダニの自己検査で、ご参考にして頂ければ幸いです。
追記:
ティーハウスれりっしゅさんより「吸引する際に異物を吸入する恐れがあるのでフィルターが必要」とのご助言を頂きましたので是正を試みました。
使用した材料です。
❶トリカルネット 2枚
❷エアクリー用フィルター 1枚
❸不織布マスクの不織布 2枚
底にトリカルネットを敷きました。
フィルターを載せます。本来ならオイルを微量含ませますが省略しました。
マスクの不織布を重ねます。厚手の不織布は吸引が困難なので外しました。
上からトリカルネットでフィルターを押さえました。
吸引ホースを通しました。
蓋をしてペットボトルの検体瓶を着けて完成です。
吸引した感覚はフィルター無しの場合と比較して、若干の抵抗を感じましたが大差無く吸引出来ました。
これで異物の吸い込みを避ける事が出来そうです。
ありがとうございました!