セイタカアワダチソウが咲き始めました。
《アカリンの自己検査》
毎年、11月初旬になると、アカリン罹患群から防寒対策をしますが、その前に、アカリン症の群を見つける為に鏡検をします。
《第2蜂場罹患群》
姉②(姉の分蜂群)です↓鏡検では、アカリンの確認数が少ないので、軽症ですが、放置すると1〜2ヶ月後には仲間が増えて気管が黒く色素沈着します↓
杏の5(越冬群)です↓1頭の片方の気管内が色素沈着しています。以前から住み着いていたようです。ほぐして数を数えると37匹いました。これから寒くなると巣箱内は密になり、蜂っ子達に移り広がりやすくなりますね。
動画です、、、上の黒くなった気管内はアカリンで満杯でした。
この群は越冬群ですが、今年は採密をしていません。好不調を繰り返す慢性的罹患群の巣箱で、今は元気に活動しているので、外検からは何も分かりません。それがが怖いですね
《春の俳諧消滅から再生群2例》
第2蜂場のアカリン罹患の代表「妹群」です。春の分蜂時期に俳諧が始まり、急遽、○○トール療法を施し一命を取り留めました。越冬群でありながら、その後、分蜂する事もなく採密も出来ませんでしたが、今は元気です。
カネ②は第1蜂場で罹患群の代表であった「カネ群」が春に徘徊しながら分蜂したものを、第2蜂場に下ろし、隅に隔離して○○トール療法をした群です。新蜂が生まれてくる頃には一握りしか働き蜂がいませんでした。給餌をしても食べなかったですね。ただ、何とか女王蜂の世話をする蜂がいたのが幸いでした。女王蜂に感染しないのが不思議ですが、すれば全ての巣箱が無王群となり、日本ミツバチは滅びますね。
上の2群のように、新蜂が羽化する迄に○○トールが巣箱内に効いていれば親蜂が死んだあと、アカリンは消滅します。女王蜂には感染しないですから、特に分蜂群は巣板小さく、蜂数が少ないので効果があり完治させ易いと思います。
《丸群のその後》
丸洞の「丸群」は順調に1からの巣作りに励んでいます。
両サイドに一枚づつ残して置いた巣脾は、無駄巣になっています。流石に必死に働いていますが、今回の危機的状況も本能的な動きでカバー出来るのが凄いですね。手持ちの蜜がないので、この冬も暖かい日は働き続けると思います。生き残る秘訣は逃居するか、働き続けるかですね。
第2蜂場のアカリン罹患群は13群中2群と出ました。しかし、この自己検査は正確ではないので、あと何群予備群がいるかは判りません。当地域はアカリンに対しては絶えず要観察地域ですから(^◇^;)