アカリンダニと雄バチ発生の二重苦で踏ん張っています (/ω\)コロニー崩壊と再生の分かれ目は、何でしょう。
AとBは、コロニーが消滅した群れです。原因は、いくつかの視認できた現象から主因はアカリンダニ寄生によるものと推測しています(?_?)。また、一口にアカリンダニ寄生群と言っても、寄生率や女王の健康度、内外環境により、下の写真のようにコロニーの衰退は一様では、ないように思われます。防除効果により、崩壊のスピードに差ができるかもしれません。
AとB群は左の2014.1.5の写真から44日経過後、右の写真となりました。
C群は左2023.1.5から40日経過後が、右の写真です。現在進行形
C群は現在飼育中です。下図は、C群の2023.1.8 のコロニーの周辺写真です。
徘徊バチトラップ中でKウイングのハチの死骸と雄バチの蓋を確認 しました。巣箱の2か所に粘性の便も確認しました。雄バチの蓋も少なくなってきましたが、12月にはもっと多くみられました。今のところ大量死は徘徊バチトラップ内に限り確認できていません。
普通サイズ雄バチも確認
底板上の様子です。
巣箱の内部です。
C群は、アカリンダニで治療中の群れです。メントールを使用しています。かなり強く下方蒸散されたのか、低温度下に巣門から沢山のハチが飛び出てきました。右図のようにあわてて、ホッカイロの吸気口をガムテープで半分塞ぎました。メントールの周年投与で生存率は上がっています。後は厳冬期の蒸散率をどう上げるかが課題です。みなさんがやってやってみえる方法を取り入れて、より効果的で、かつ自分に合った方法を試してみたいと思っています。
先年2022年より量は少なくなったものの雄バチ蓋は、1月も継続して確認されています。女王から生まれた、普通サイズの雄バチも1匹ですが確認されました。なによりも、厳冬期に雄バチの蓋が確認されるようになったら、女王に異変、コロニー崩壊の兆しで、長く持ち堪えることができないのが通例だと思っていました。過去の厳冬期のこの時期、雄バチの蓋や雄バチが、長期間確認されるのは、めずらしいことです。たいていは、その前コロニーが崩壊します。「女王の不調または死亡➡働きバチの産卵」という過程を経ての巣群の崩壊は、よくあることだと聞いています。
これが、働きバチによる雄バチの出産ではなく、女王バチによる雄バチの出産だとしたら、どのように理解したらよいでしょうか? 厳冬期のアカリンダニの寄生と、雄バチの発生の二重苦下、どちらに転んでもおかしくない崩壊線上の危うさを感じています。(>_<)