昨日の農毒散布との関連はないと思いますが、散布が終わってホッとして気を抜いていたら、8:30頃 弱小群からちびっ娘の巣箱からの発出、蜂雲形成が始まりました。
この群は 5/12 に自主入居した自然界からの#2群で、4日後に巣箱を放棄して 改めて待ち箱に入居しました。 その後造巣を始め 新蜂も誕生してきましたが、数は少なく 巣板の成長もほとんど止まってしまって、心配していました。 恐らく女王蜂に何か問題がある可能性が高く、さらに過密蜂場ですから、逃去よりも死滅を覚悟していました。
話を戻して、蜂雲を作った蜂さん達は 数が少なく、低空を北へ向かい、ハクモクレンの木の下に集合。 … ちょっとそこは長女分蜂群(現在孫が譲位)の巣箱❕ この時点で元の巣箱を確認すると、数匹を残してもぬけの殻で、『逃(巣の放棄)』でした。
まず 2群が接近したことで、『合体』を期待しましたが、蜂雲の蜂さん達は 長女分蜂群の巣箱の上方に常設してある「分蜂集合板」に蜂球を造り始めました。
さて どうするか? ですが、発出前に転居先物件が決まっていれば、直行した可能性が高いのですが、蜂球ができたということは、物件難で悩んでいるのか? 何処か決めても これから1から始めるのでは 生き残れる確率はかなり低いのでは? ・・・ など考え、夕方「強制捕獲・収容」することにしました。 但し、基本は 「彼女たちのしたい様にさせてあげたい」 ので、以下のような選択肢を設けることにしました。
①新天地へ逃去 〔装備は特にナシ … いい転居先が見つかったら いつでもどうぞ〕、 ②既存の巣板を再び利用 〔1段目をそのまま収容巣箱に使う〕、 ③既存の巣板に未練が無い場合は、新規に造れるようにする 〔既存の巣板のすぐ下側に簀の子を挿入する〕
これらを組み合わせて逆さにして、16時半頃に 集合板を外して その上にセット。 1時間ほど放置した後、巣箱枠以上の部分を持ち上げて、新たな巣箱置き場(キンモクセイ木の下)に置いた台座+巣門枠の上に載せました。
右側の写真は 簀の子上と巣箱内ですが、共にひと段落した今朝5時過ぎの状態です。 … 簀の子上は 以前と変わらない感じです。 また巣箱内は 追加した簀の子の下にはちびっ娘の姿は見られず、元の本巣に戻っています。 先ほどチェックした時も同じでしたから、既存の巣板をベースに再起に賭けるようです。 こちらも 今後日除けと風通しを意識して 逃去するまでの間 サポートします。
ところで、正直なところ この群はじきに消滅する運命にあるのではないかと予測しています。 こんな薄情な大家に対して、この娘達は 最後に疑問を投げかけてくれました。
下の写真は 昨日 17時半頃(天地返し1時間後)に巣箱部分を取り上げて 下に残った裏返しの分蜂集合板です。
白い“C”形のものは、紛れも無く ちびっ娘の幼虫(蛆)です。 … すでに絶命して動きませんでしたが、生きていた幼虫もいたはずで、本巣の巣房に戻されたのだと思います。➡ と、一旦書きましたが、猛暑のせいにしてはいけないのですが、考察が足りず解釈が誤っていました。 巣箱を天地返しした後に 巣板から落ちた/落されたものですね m(*_ _)m
いずれにしても この群については、チェックを続けます。