台風7号は紀伊半島に上陸後、次第に西寄りのコースをとり、徳島県北部への最接近は正午頃との予報でした。11時頃、窓越しに巣箱を確認した時には屋根板が乗せていたレンガ2個とともに吹きとばされていたものの巣箱は健在でした。風雨が収まった15時から各飼養群の点検をと庭先に回ると、遠目にある筈のちびっ娘達の6階建てマンションが見えません。まさかと思いつつ近づくと無残な光景が目の前に迫ってきました。
取り敢えず遮光のベニア板を取り外し、どのようにして起こそうかと考えながら点検すると、重箱2段ずつに2~3㎝のズレと隙間があり、そこからちびっ娘達が不安そうに2列に並んで外を眺めていました。そのまま起こすと重箱がずれて更に分解しそうなので3方向に添え木をしました。
コンクリートブロックを少しずらせてから、ぷるぷると震えながら力任せに何とか起こすことができました。
後は継箱の要領で、レバーホイストで持ち上げ
コンクリートブロックを元の位置に戻し、四面巣門を乗せて、その上に重箱を
破れたガムテープを取り除いて新しいテープを貼り直しました。
底板を引き抜き内検してみると意外にもちびっ娘達は落ち着いている様子でしたが女王蜂が健在なのかどうか一抹の不安が残りました。明日からまたまた高温に晒されるので漏蜜がないかの点検も欠かせません。
周囲に何ら無い所に設置中の同じ寸法の重箱7段の飼養群は無傷でした。隣の徳島市では瞬間最大風速26mらしかったのですが、台風に近い北側の当市ではもっと強かったのかも知れません。更に東西に開けた建物と建物との間にある当該巣箱はビル風の様に強風に晒されていたのでしょう、今後は風対策の強化改善が必要です。