残暑が厳しく、「巣落ち回避」の見極めが 今日のお彼岸になってしまいました。 目下の自宅6群の巣箱内を覗かせてもらいました。
①の長女分蜂群は、蜂塊(右側)がかなり下まで伸びてきていますが、これは巣門扉枠の下部位置に置いた給餌皿に向かって、上から伸びてきたちびっ娘達が造る給餌液吸引ノズルの根元部分が写っているためです。
扉位置から撮った写真が以下です。
どんどん上部のハチミツ製造現場へ吸い上げている感じです。 ・・・ この蜂塊が無ければ 恐らく右の②群と同じような状態だと思われます。
全般的に 巣板の最下端は2~3段と短く、盛り上げ巣の造巣推奨で 本巣巣板の伸長を抑えることができ、“巣落ち”を回避できたと判断しています。
また共通しているのは、外壁に沿った部分に巣板形成はなく、空洞になっていることです。 ⇒ これは 蜂数が多く、湿度が高めな日が多くても ハチミツ製造が盛んに行われていることの現れだと思っています。 外壁隊の活躍も2ヵ月半以上経って少なめになりましたが、逃居も無く継続しています。 この外壁隊現象は空洞化と連動した現象だと思えます。
各群のサマリーです。
0⃣元巣群 : 越冬群なので 巣落ち回避重点群ではありませんが、春にムダ巣整理(2段)をしたため、巣板全長は2.5段に抑制 / 盛り上げ巣は 1段撤去済み 現在6割方形成
① 長女群 : 巣段全長は2.5段 / 盛り上げ巣は 8割方形成
② 次女群 : 巣板全長は2.5段 / 盛り上げ巣は 1段撤去済み 現在9割方形成
③ 三女群 : 巣板全長は2.0段 / 盛り上げ巣は 3割方形成
④嫁入り群 : 巣板全長は2.0段 / 盛り上げ巣は 4割方形成
⑤自然界からの入居群 : 巣板全長は2.3段 / 盛り上げ巣は 1段フル形成
何とか今夏の課題=(特に新規分蜂強勢群での)“巣落ち” は、弱群も含めてクリアできたようですが、次の秋の課題は “オオスズメバチの集団襲撃”の脅威です。 私にとっては “集団来訪”は断りたいですが、生きが良く 毒たっぷりの大きな個体の個別の到来を待ち望んでいます。
尚、本巣巣板の伸長抑制をしたため、元々今季は本巣板からの採蜜はできないと踏んでいました。 代わりに、来月上旬に ②群と⑤群の盛り上げ巣を撤去させてもらおうと考えています。 ・・・ 糖度上げが必要になりますが、面倒がらずにやりますよ!