24.07.16(火)雨、気温(L:24,H:28)
蜜蝋づくりは何方も経験されている事だと思いますが、私のペール缶蒸し器での蜜蝋・黒蜜づくりを紹介します。
準備する物として
①金属製(廃)ペール缶(使用済みのペール缶でも内面を洗浄すれば十分使えます)及び蓋(手作りでも蓋が有った方が良いと思う) 水は底から5cm位入れます
②カセットガスコンロ(熱源になるものなら何でも可)
写真はセットして蒸している状況
③蒸し器(ペール缶)内に入れる小物です
全体写真(未だカスは入っていません)
以下、作業のやり方
蜜蝋受けのボールはペール缶の底から10cm程度になるよう、支えるものが必要です(私は植木鉢を置く針金の台を逆さにして使ってます)
ボールの上に金網を乗せます(私はバーベキューで使用した金網をペール缶の大きさに切って使用してますが、金網の上に金網ザルが置ければ何でも可)
金網の上に蜜切り後のカスを入れて蒸せばOKですが、私はザルに水切りフィルターを敷いてその上にカスを零れない程度入れます(蜜切りの方法にもよるが、概ね重箱1箱分は入れます)
水切フィルターはシンクで使うフィルターの袋を帯状に開き、2枚クロスさせて使ってます。フィルターの役目は蒸す作業が終わって、ザルから残渣を取り出すのが楽な事と蜜蝋がなるべく汚れないようにと思って使用しています(後程蜜蝋は精製する必要が有ります)
蒸し器の中に納め、蓋をして点火です。概ね20~30分で終わりですが、終わり次第早めにペール缶から引き出します。
(蒸してる最中にミツバチは匂いでやって来ます)
熱している間は残渣はドロドロ状ですが冷えれば下記のようになります
早めにザルから取り出さないとフィルターがザルに付き剥がすの一苦労です。そのまま巣箱近前に一昼夜置きます。ミツバチは来ますが蜜は殆ど無いのが実際です。暫くすれば固まりますので解してやれば中の方に残蜜が有りそうです。
この残渣はフィルターと一緒に焼却してます
肝心の蜜蝋と黒蜜の状況は(蒸し器使用当初の写真を使用)
未だ液状ですが、
一晩静置すれば下記のように蜜蝋が上部に、黒蜜が下部に分かれます。
参考に当初の写真
最近は割れ目から黒蜜を先に取り出し、バットを少し温めて蜜蝋を取り出します。
黒蜜は給餌に使いますが、ここでもフィルターでろ過してペットボトル入れてます。水分を含んで糖度は5~10%程度下がりますし、発酵しやすいので早めに給餌に使っています。
蜜蝋も水洗しますが裏面はザラザラ、汚れていますので他に利用されるなら精製が必要ですが、重箱に塗る程度なら上記の状態で十分使用可能だと思います。