立て続けにがっかりすることが多く、蜂場から足が遠のいていた。
名古屋群のがっかり事案はダメージが大きく、ここに書くまで時間がかかりそうだ。
<郡上群>
2群、郡上の蜂場に置いてある。その2群の1群が徘徊Kウイングと蜂の数が激減し、アカリンダニ濃厚となり、、、2年連続のアカリンダニに衝撃を受けた11月。
アカリンダニ感染群から50センチ離れた場所にある巣箱は健全そうに見えた。
2019年12月4日
しかし2020年1月4日はこうなっていた↓
あぁ、こちらもアカリンダニか。がっくりきた。本当にがっくりだった。このまま私はすべての群を失うのかと悲しみに襲われた。
私はこの先、毎年毎回のこの一喜一憂の気持ちの上げ下げ耐えられるのだろうか。。。。ハチミツを待ってくれている人たちはたくさんいるのだが、その期待とこの写真のギャップに心が付いて行かず蜂のことを考えないようになってしまっていた。
それから1ヶ月半。暖冬とはいえ、郡上は最低気温-10℃前後の毎日。ここらの自然群より小さい個体の彼らがその寒さに耐えられるのだろうか・・・また死骸の詰まった巣箱を片付けるのか・・・思い悩むより確認しよう!と蜂場へ行った。
蜂場へとぼとぼと歩く私のその姿を見かけた地主さんが声をかけてくれた。
「今は温度がプラスだから蜂どうしているかなって思って見に来ました・・・」
「先週は巣門のところにうろうろしてたぞ。」
「マジですか!生きてますか?」
「両方生きてるぞ。すごいな。2箱とも越冬したぞ。」
底板を少し触ったら怒った蜂たちが出てくる出てくる。
しかも、蜂の数が増えている!
「やったー!!やったー!!」本当に飛び上がって喜んだ。
「ここからたくさん分蜂群を取りましょうね!」
「いつかオレの箱にも入ってくれんかね」
「やりましょう!」
地主さんとは、「ここでは寒くて越冬できないから、今全取りしよう!」「ダメです!越冬させます!」私と押し問答の日々。。。そしてスズメバチや熊から蜂を守ってくれた地主さんには本当に感謝だ。
「お前さん、今年も忙しくなるな。」と言っていただき「はい!」と答えた。
アカリンダニからの回復と極寒地での越冬の方法・・・1年1年いろいろなケースを体感してスキルを身に付けていきたい。そしてこの山にまたミツバチがたくさん飛び交うように、私は蜜源植物を植えて歩けるように。