受難が続く自家N1群ですが、3日前に底板上に給餌皿に砂糖水を入れて、溺れ防止には好物のレタスの葉を浮かべました。 ところが今朝確認すると、葉は沈み、多くのちびっ娘達が浸って動かない状態!
私はこれまでの経験で、彼女達のほとんどは蘇生させられる!と思いました。 … 寒冷麻痺で動けなくなった蜂は 温めてあげればおとんどが蘇生しますし、酸欠状態になった時の麻痺(私は「酸欠麻痺」と呼んでいます)も同様に、条件が改善されれば ほとんどの蜂が蘇生することを実感していたからです。
最初は4月中旬に 図書館の分蜂群をうちに移動した時でした。 酸欠でほとんどが活発に動けなくなりましたが、拡げて陽を当てるとほとんどが蘇生して巣箱に入りました。 (一方 雄蜂はほとんどが蘇生しませんでした。…これは重要な特性です!) このことは群蜂を長距離移動する際に窒素ガスを使うのと同じことです。
また11月に採蜜した際、自分のミスで多くの蜂をハチミツまみれにしてしまいました。 通常10匹程度であれば、順次ピンセットでつまんで巣門前に置くと、仲間が舐めて助けてもらえますが、数が多く、気温が下がってくると ハチミツの粘度が増し、蜂の個体にダメージを与えてしまうので、スプーンでハチミツごとすくって集め、水で薄めて さらに水でハチミツを落とします。 蜂をティシューの上に乗せて水気を切り、さらにトレーにティシューを敷いてその上に蜂を置いておきます。 日光を当てたり 状況によって下にカイロを置くなどして加温してあげると ほとんどが蘇生しました。 … 今回も同じような処置で、以下の写真のように蘇生しました。
今回、蘇生させるのにトレーを外に置きましたが、巣箱内に入れた方がいいのですが、蘇生しなかった蜂が群の清掃係に搬出・投棄されてしまいますので、蘇生の実態がわからなくなってしまうからです
今回は日中だったので 4Hほどで48匹蘇生完了となりましたが、11月の採蜜の時は 気温10℃の明け方までに完了となりました。
今回 1匹は 蘇生してトレーから出たものの、そこから動けなくなりました。 また、段ボールから出て巣箱に戻った蜂も、恐らく1/3位は 麻痺によるダメージで巣箱内に入らず、地面に落ちて逃避行したように思います。 ⇒ 結果として救えたのは2/3ですが、一応蘇生は100%と言えます。
なので、1日、2日動かなくなった蜂でも 遺棄せずに蘇生トライする価値は大いにあると思います。
今朝もバルーンが上がり、風向きで遠ざかってくれましたが、今日・明日は午後も競技があり、風向きが逆転してしまって、やがてうちの上空を侵犯していきました (''_'')