投稿日:2020/12/28 11:23, 閲覧 333
昨日は暖かい時間帯(14°)にかなりの俳諧蜂が出ました。健全な巣箱なら時騒ぎをしますが、もはや飛べないのですから翼をもがれたも同然、飛ぶ蜂さんは全体の4割程度でしょうか。其の内の2割は弱々しい飛び方しが出来ていません。この群の特徴はKウイングが現れていない事です。黄色い脱糞は先の消滅群3群よりかなり多いです。
俳諧蜂の検査をしてみました。これでは飛び難いですね↑
↑上記の写真は、弱々しく飛び出して返って来た個体です。一見すると綺麗に見えますが、気管が綺麗なものでもよく調べるとアカリンダニは確認出来ます。この段階で十分飛べないのは冬場の環境のせいもあるのでしょう。今年は分蜂に始まりアカリンダニ寄生による群の消滅に終わりましたが、この体験は金で買えない貴重なものと捉えて来年も楽しめそうです。
bee&bee
徳島県
現在は40群以上を3ヶ所に分散して飼育しています。 アカリンダニから日本ミツバチを守るために自己検査及び対策を積極的に行っています。コメントを書くのが苦手なS2...
cmdiver
岡山県
年寄りのボケ防止で色んな事に失敗しても挑戦しています。
bee&beeさんはじめまして。
非常に鮮明な画像ありがとうございます。
私も数年前アカリンダニ?らしき症状で全滅になりかけたことがあり安物のデジタル顕微鏡を購入しましたが、うまく蜂の解剖?また機器の取り扱いにてこずり短気なものですからお蔵入りのままになっています。
倍率は何倍ぐらいで観察したらよろしいでしょうか?
geaneeデジタル顕微鏡 40倍-1600倍 500万画素 3.5インチ でも観察可能でしょうか?
年が明けたら観察してみようと考えなおしました、とんでもない質問をすると思われますがご指導よろしくお願いします。
2020/12/28 13:56
bee&bee
徳島県
現在は40群以上を3ヶ所に分散して飼育しています。 アカリンダニから日本ミツバチを守るために自己検査及び対策を積極的に行っています。コメントを書くのが苦手なS2...
cmdiverさん、こんばんは。コメント有難うございます。
お持ちのデジタル顕微鏡については、知識がなくコメント出来ませんが、今、わたしが使用している双眼実体顕微鏡(ケニス双眼実体顕微鏡PX-LED)を用いた場合の使用例でご説明します。
この顕微鏡は倍率は20と40倍の切り替えのみです。撮影は固定せず、iPhoneを接眼レンズに近づけズームを使って行っています。
使用する用具はピンセット、まち針、カミソリ、挟み、スポイト、ペーパータオル、水入れ容器です。其々に若干の加工を施しています。
問題は解剖の仕方、気管の取り出し方にあると思いますので、自己流ですが簡単な説明をします。
①まず、基本的には、頭を外せば気管見えるので、アカリンダニ寄生状況はある程度判断出来ます(実体顕微鏡の場合)
②いきなり気管を取り出そうとしても、必ず千切れます。そこで、おすすめは、胴体をスライドガラス2枚で挟み潰します。蜂の胴体の外骨格が潰れます。あとは黒い骨格と筋肉を除きながら左右の気管を取り出します。針2本のみで取り出せます。
②次に、丁寧に気管を取り出したいときは胴体をスライドガラスの上に置き、ピンセットで挟みカミソリで2分割にします。この段階で正確に切れていれば左右の気管が縦長にハッキリと見えます。更に不要な部分を取り除くと、細かい気管が取り出せる事があります。
以上ですが、特に注意することは、個体を乾燥させない事、乾くのは非常に早いです。スポイトの一滴がスムーズな作業のポイントになります。
写真に関しては個体のまわりの余計な皮膚組織、ゴミなどを取り除いて撮影して下さい。
説明不足だと思います。判らない点が有れば、またご質問下さい。少しでも参考になれば幸いです。
2020/12/28 20:09
cmdiver
岡山県
年寄りのボケ防止で色んな事に失敗しても挑戦しています。
bee&beeさん おはようございます。
年末でお忙しいところご丁寧な説明有難うございます。
やはり私のやり方がまずかったみたいです。
胴体をピンセットで挟み、いきなり頭を引っこ抜いていました。
① 頭部、腹部を切断、胸部だけにする?
② 胸部をつぶすとき足は上向きがいいですか?
③ つぶした胸部は縦に切断?
お忙しいところ度々申し訳ありませんよろしくお願いします。
2020/12/29 08:43
bee&bee
徳島県
現在は40群以上を3ヶ所に分散して飼育しています。 アカリンダニから日本ミツバチを守るために自己検査及び対策を積極的に行っています。コメントを書くのが苦手なS2...
cmdiverさん、こんばんは。今日は総代会、年末大掃除でした。
説明不足でした。頭部、腹部、足、羽は取り除いて胸部だけにしてください。
①胸部の切断は気管と気管の間を鋭利な薄刃のカミソリで切断します。顕微鏡で見ると気管の一部、或いは半分ぐらい見えると思います。あとは顕微鏡を覗きながらコツコツと気管を壊さないように、邪魔な部分から取り除いていきます(針、カミソリ、挟み等を使用)↓
②潰す場合も、この写真(↑)のまま潰しても、また足が上でも下でも特に問題はないと思います。
潰すと硬い骨格が割れて、肉片も外しやすくなります。
*注〜潰した場合は骨格がある程度割れているので、剥がすと言うか、取り除く感じです。私は「まち針」2本で作業をします。
↑少し見辛い写真ですが、中央は首の部分です。これは上の写真とは個体が異なりますが、その状態でスライドガラス2枚で挟み潰し、骨格、肉片を取り除き、気管を写した写真です。両サイドに気門から伸びた気管が見えています。
今の私のやり方では、やって見ないとどこまで正確に取り出せるかは判りません。他のやり方で蜂さんの黒い外骨格を綺麗に切れないかと思案中です。何か参考になれば幸いです。
2020/12/29 20:11
cmdiver
岡山県
年寄りのボケ防止で色んな事に失敗しても挑戦しています。
bee&beeさん おはようお座います。
大変お忙しい中丁寧なご説明ありがとうございます。
非常に参考になりました。
年が明けたら挑戦してみます。
ありがとうございました。 良いお年をお迎えください。
私の顕微鏡はヤシカ DMS501 生産中止品かな?
2020/12/30 10:00
bee&bee
徳島県
現在は40群以上を3ヶ所に分散して飼育しています。 アカリンダニから日本ミツバチを守るために自己検査及び対策を積極的に行っています。コメントを書くのが苦手なS2...
cmdiverさん、こんにちは、
是非挑戦してみて下さい。
2021年を迎えようとしています。寒さ厳しい折、身体をご自愛のうえ、よいお正月をお過ごし下さい。
2020/12/31 17:07