信じることが先か、疑うことが先か、それも難しい
質問は難しい⇒回答は簡単、回答は難しい⇒質問は簡単 ?
その理由は、
・養蜂用語の一部の定義があいまい、よく知らない。このことから、質問者と回答者の双方が「別のものを同じに、同じものを別に」と、勘違いしている可能性もあります。
・経験則は属人的で、人により異なる場合も、あるような気がします。
・頻度や傾向は観察で得られるかも知れません。所定の水準を超えると、特定の反応が生じたり、切り替わったりする数値(閾値)を、「観察」だけで得るのは難しいような気がします。
例えば、
❶養蜂用語、「夏分蜂」の 夏は、いつ?
気象用語では、夏は 6、7、8月です。
天文用語では、「二至二分」は、夏は夏至6月21日頃~9月22日頃です。
一年間を二十四等分した「二十四節気」は、5月6日頃(立夏)~8月7日頃です。
さらに、夏分蜂は孫分蜂と同じと言われると、何が何だか分からなくなります。
❷経験則、分蜂は「晴れた 気温の高い、風のない日」が多い
こんな年もありました。ある地域の、ごく限られたポイントの、まれな記録です。
下の図により、晴れた・気温の高い・風のない日に分蜂が多いという「傾向」を否定することはできません。ただ、これを見た飼育者に対して、特定のイメージを与えることは可能です。
❸スノコ(溝や穴がある上部の中蓋)の溝穴や穴の最適サイズは?
図に書くと分かりやすいが、細部や大事なことが見落とされがちです。
分かりやすいことには、説得性がありますが、正確性を保証するものではありません。
このような、疑問をもったことは、ありませんか?
同じことを、何人かに聞いて、たくさんの違った回答を得た経験はないですか?