待ち箱はワクワクしながら頑張って作る。そして分蜂の時期になり、入居したは良いものの巣門箱の準備ができていない!という後手後手の対応を毎年繰り返す私の巣門箱の作り方をご紹介いたします。
継ぎ箱用に余っている重箱の1面を取り外し、それを扉に作り替えてしまいます。高さ15センチの前面がバーンと開くと内検が楽です。群の状態を出来るだけ詳しく手軽に観察できることはとても重要と私は考えています。
取り外した1面(高さ15センチ)の上辺を1ミリ削って149とします。これは重箱が高く重くなって行った時に扉が開かなくなってしまうことを防ぎます。つまり巣箱の全荷重は扉以外のコの字型で支えます。コの字型はベース板にL字金具で固定します。
扉板の上辺の部屋内側をテーパーで削ります。これは内検終了時に扉を閉める時にハサミのように扉が動き、不意に出てきた蜂をちょん切ってしまわないようにするために一定の効果があります。切断エッジに触れる前にテーパーのエッジが蜂を押してくれます。
この部分も隙間6ミリにして、上からも下からも出入りできるようにするのもアリかなと思います。
扉板の下側(巣門)の部屋内側もテーパーで削ります。これは蜂が上に向かいやすいかなと言う気分に過ぎません。
縦型巣門も同時に付けます。巣板に近いこともあって使用頻度はここが一番高くなるようです。
重要なのは蝶番を取り付ける部分の造作です。閉めて行った時に吊り元の蝶番の裏側にいる蜂を潰してしまわないようにテーパーに削ります。
最後に戸当たりとロックを取り付けて完成です。
引き手金具を取り付けるの忘れた f^_^;