外来植物が在来植物に影響を与えていることは知られています。案外 在来昆虫に影響を与えていることは知られていません。
『「緑化樹シマトネリコの生態影響について」 中野 敬一氏の論文では
シマトネリコにカブトムシ Trypoxylusdichotomusseptentrionalis成虫が集まり,樹皮をかじる行動が報告されている(Hongo,2006).カブトムシは樹液を摂食するが,樹皮をかじる行動は知られていない.カブトムシとシマトネリコの自然分布は異なっているが,人為的に両者の分布が重なったことにより,特異な行動が生じた可能性が考えられる.今後,シマトネリコがトウネズミモチの様に都市林などに侵入するほか,暖地性昆虫の分布拡大人為的に両者の分布が重なったことにより,特異な行動が生じた可能性が考えられる.今後,シマトネリコがトウネズミモチの様に都市林などに侵入するほか,暖地性昆虫の分布拡大や昆虫に特異な行動を惹起させるなど環境に影響を与えるおそれがあり,注意を喚起したい.緑化樹や園芸植物の導入には生態影響を考慮する必要がある.』との記述が見られます。
シマトネリコは、この他に以下の影響を与えていることも証明されているようです。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000217524.html
夜行性の昆虫が昼間に行動すれば、人だけでなく捕食者である鳥に発見される確率が高くなります。在来種の日本ミツバチにも、このような外来種植物の影響は良否の両面で影響があると考えられないでしょうか? 少し心配です。(/ω\)