毎日暑い日が続きますね。皆さんの巣箱の外壁にもたくさんのはっちゃんが出てきて涼んでいる事と思います。蜂球の内部の温度36度で外気温34~35、36、37度、、、となって来ると、蜂たちは蜂球には最小限の数を残し、内壁で旋風したり、とりあえず外で休んでて良いよと言われた蜂は出ているのだと思います。
人間の体温36度で外気温が34度とかを超えてくると「危険な暑さ」とニュースで騒いでいます。「蜂もさぞ暑かろう」と、巣箱最上段に換気窓を付ける人がいます。私もそう感じた時が数え切れないほどあったし、実際に試した巣箱もたくさんあったのですが、窓を取り付けるとそこから匂いが発散して西洋やスズメバチ、ツヅリガ、メンガタスズメ、獣類、鳥類、、、などの外敵を呼び寄せてしまうし、メントールのガスも、下に効かずに外に逃げてしまうため、上に穴は開けないと言う方針を現在は取っております。
ところが昨日、今年の4月に入居した群で蜂が自分たちで巣箱をかじってミツバチ1匹通れる小さな穴を穿っていたのを発見しました。細かいネットや隙間を積極的に蜜蝋で塞ぐのはこれまでに何度も見てきましたが、杉のタル木で作った天板の蓋をかじって貫通させたのには驚きました。せっかく頑張って開けたので、このまま様子を見守って行こうと思います。「換気口は必要か?」という質問が投稿された時はそれは必要なしとこれまでは回答してきましたが、これでわからなくなりました。
巣板が4段目くらいまで来ている
メントールを入れたルアーのシャーレが蜜蝋で覆われていた。暑さ対策ではなく、メントールの匂いを外に排出するために穴を開けたとも考えられます。
タル木の端部を広げるようにかじっていました(写真は天蓋をひっくり返して撮影)
外から見た状態。直径5ミリくらいの小さな穴です。この穴から出た蜂が外壁に多数張り付いていました。