昨日のアナグマ被害、残り群れの様子をPM2時頃見に行った所、被害箱の道路10メートル以上手前から、空中を大乱舞する蜂群れが見え、「昨日の群れは、結局逃居を選択したのだな」と直感しました。車を巣箱が見える所に止め、せめて新天地で達者に暮らせよ、とお見送りしようとしたのですが、この擁壁上の昨日再度据えた箱を見ていると
確かに騒いではいるのですが、良く見ると入る蜂の数の方が多いのです。
本来ならば、逃居時は、分蜂時と同じように、巣門から流れ出るように蜂の流出があり、その直後に戻る蜂(分蜂時には良く言われる所の “お見送り部隊”)など目立たないはずなので、空中を乱舞する蜂を見ると、すぐそばの地面にあった切り株に集まり始めました。
これは、明らかに別群です。多分近くの蜂友の巣箱が昨日襲われ、耐えられなくなった群れが逃居してきた物と判断しました。このような切り株に集結した場合、無理に取り込もうとすると、ほとんどバラけてしまい失敗する事が多いので、急遽自宅に戻り別な重箱を持ってきて、上にかぶせました。
そしてこの切り株の中の群れを、廻りの雑草を取って、その草で群れをなでながら上の箱に歩かせます。(上の写真の台にしているのは、昨日アナグマにやられた巣箱です。)
こうして蜂たちを徐々に上の箱に歩かせて、30分以上を掛けて、重箱に移しました。
暗くなってから、この箱は2キロ以上離れた、今の所安全な場所に移動させました。
昨日の残り群も、かなり蜂数は少ないですが、気配から女王がいるようなので、自宅前に急遽パイプを4本打ち、夜その台の上1メートルほどの高さに乗せてみました。
今日逃居してきた群れは、とても蜂数が多く、かなりの強勢群(多分母親分蜂群)で重箱2つに一杯なので移動後3段目を追加してあります。
どちらも居着いて欲しいと願っています。