懇意にしているセイヨウミツバチの養蜂家の方から連絡があり、隣の市でミツバチを駆除できる人を探していると言う。狭い床下などの難易度の高い場所だと刺されるリスクがあるため断ろうと思ったのですが、話を聞いてみると物置だと言う。では、とりあえず見せていただいてからと、現場に向かいました。見ちゃったら絶対やることになるんだろうなと思いつつ行ってみたらこんな状況です。扉にも作り始めていたので、すぐにartemisさんにメールして、翌日の朝に蜂友さんも連れて来てくれる事になりました。
どうぞ保護してくださいと言わんばかりの巣です
吸引しながら巢板を1枚ずつ切って枠に収めの繰り返しです。
作業は順調に進み、無事に収容が完了すると思われた時、artemisさんが足元に固まっている数匹の蜂を見つけました。ヘラでその蜂たちを退けてみた時、私たちは言葉を失いました。
artemisさんが吸引、私が巣脾を切除〜枠に納めを担当していたのですが、私が巣脾に包丁を入れた時に、裏側にいた女王を切ってしまったのだと確信しました。巣脾1枚分の厚み以上に刃を差し込まないように注意していたのですが。。。
女王の死を嘆き悲しむ働き蜂たちを引き離し、吸引しました。
作業を続行しながらこれからどうすれば良いのか必死に考えました。この群は作業終了後に現場から10分ほどのところの、待ち箱を設置するも入居に至らなかた友人にプレゼントするつもりだったのですが事情が変わりました。頭をよぎったのは「合同」の2文字。私が管理する群と合同する。できるだけ頻繁に世話できる群と。ピザ窯はアカリンダニで大変だから論外、庭のもう1群は先月に7段から採密したばかりの強勢群、300メートルほど離れた場所で飼育している弱小群はどうか・・・同時になぜ切ってしまったのか・・・よりによって・・・何が保護だよ!?謝って済む問題じゃない。悔やんでも悔やみきれません。そんなことが繰り返し頭の中をぐるぐると巡り、ため息ばかり出てしまうのですが、今の作業を終わらせないと。終わらせたところでどうなるものか。でも終わらせないと。
お話は続きますが今夜はこの辺で失礼いたします。