巣板が2段目まで造られていた#1分蜂群ですが、7/27 8:45 巣箱を発出して蜂雲形成。 キウイ下に設置しておいた複合型集合板に特大蜂球を形成しました。 〔元巣は空でした。〕
蜂球ができた複合集合板です。 … 中央に上に登れる穴が開いています。
今回の出来事には伏線がありまして、7/22 8:30に蜂雲⇒キウイ枝下に蜂球⇒小一時間で撤収。 この時は大半の蜂が発出しましたが、巣箱に多少残っていたため 「夏分蜂」かと思っていました。 そして「近いうちにまた起きる!」と思って、複合集合板を改造(巣箱を2段に : 蜂数が多くても入れるように)して設置しておきました。
でもこの蒸し暑さですから、夜間も全く中には入りません。 霧とか刷毛、風で押し込めようかと思いましたが、イジメになるのと、中でちびっ娘達がパニクるのは必至なため、これまでと同様で、『一切手を出さず』 と決めました。
勿論 現在3群しかいない上、元巣群が無王化してしまった可能性が高いため、今回の群には居残ってほしいのが正直なところ。 元巣箱から全ての蜂が退出したことで、もう戻ることはないと思い、巣板が入った巣箱枠を空箱と組み合わせて、モクレンの木の下に設置しました。 すると、昨日から探索蜂が盛んに出入りして、今日も早朝から賑わっていました。
7:00頃、蜂球もじきに解ける様相を呈してきたので、新設した巣箱に入居してくれるだろうと 高を括っていました。
7:30頃、蜂球を見に行くと 跡形もなし! 入居しているはずの期待していた巣箱を見ると、姿なし! ⤵⤵⤵ 残る期待は他の待ち箱。 5基のうち最後の柿の木下の巣箱にご入居されていました!⤴⤴⤴
上端のちびっ娘達は簀の子のスリットに沿って整列してモゾモゾと造巣を始めています。
結果的には、私は手を出さずに 刺されもせず、ちびっ娘達は大きなストレスも命を落とす犠牲も無く 新居で生活を始めることができました。 簀の子上に 造り掛けだった盛上げ巣脾や別群からもらった巣蜜を入れて応援してます。
肝心の逃去(巣の放棄)の原因ですが、母親分蜂群が自主入居したとはいえ、オーバーハングする木はなく 日当たりが良好すぎるので、6月末に巣箱全体を覆うように寒冷紗を掛けていました。 放棄された巣板を見ると、下の写真のように被覆番線の巣落ち防止棒を これほど嫌がるか?と思うほど巣脾が大きく避けていました。
これほど嫌われるのは初めてです。 さらにこの巣板下端のすぐ下には、平行に挿した2本の巣落ち防止棒があって、その手前で寸止めし、転居の意思を固めたものと思われます。
今年は特に6月からの猛暑続きの影響は大きいと思われますが、これまで使ってきた番線巣落ち防止棒は 今後竹製に全面切り替えすることを決心させられました。
夕方になって簀の子上を確認したところ、投与したいくつかのまだ小さい盛上げ巣の巣脾ですが、大きめのモノは 目論見通り 齧って蜜蝋源にしているようでした。 でも小さい塊の巣脾の全ての巣房には、きらきら光るハチミツが充填されていました。 … まだ新巣脾ができていない状況で、食料の安全在庫&バッファーとして活用すべく貯めていました。 … このことで、彼女達は 「盛上げ巣脾の複数の断片を 目的に応じて使い分けている = 賢い!」 ということを教えてもらいました。
手を出さないでいると、観察によってたくさんのことを学ばせてもらえます。 … 今回、痺れを切らして強制執行をしていたら 得られなかったと思います。