わたしの故郷、人も車も比較的往来の多い峠に親子のクマが出たと話題になりました。人里近くに親子のクマを確認したことは、田舎でも聞いたことがありません。やはり今年は近年でも特に異常なようです。
ちょっと心配になって、田舎の兄に「周囲の柿は全て取った方が良いかも」とメールしました。どうも兄は昔々の幼少の頃、一度だけですが同じように山奥にドングリが不足した時、熊が家の隣の柿の木に登り柿を食べたことを、忘れてしまったようです。ついでに、奥飛騨の限界集落のそのまた先の、「こんなところに一軒家」のTVクルーが取材に来るような場所に小屋を建てた友人にもメールしました。返事のメールは「山の中へは、出かけないよう注意します」というものでした。文豪 島崎藤村の小説の一つ「夜明け前」の冒頭「木曾路は全て山の中にある・・」を思い出しました。
今では日本全国イノシシやその他獣害の多い地区は、家や田畑の周囲をグルっと柵や電導線で囲っています。わたしの中学校の恩師は、「いまでは人が檻の中に入り守られ、熊やイノシシに監視されている」と嘆いて見えました。(>_<)
■統計に見る獣害(クマ)
環境省公表の速報値と厚生労働省の発表の「人口動態調査」を重ねてみました。
❶『ツキノワグマ、ヒクマの捕殺数は環境省「クマ類の捕獲数(許可捕獲数)によります。
[速報値]【都道府県(知事許可等)】【地方環境事務所等(大臣許可)】令和5年11月5日現在
1.数値は、許可捕獲(被害防止目的での捕獲及び特定計画による数の調整)による捕獲数を都道府県等から聞き取った速報値です。
2.徳島、香川、愛媛、高知、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄の各県については、近年クマの目撃・捕獲実績がないため表示していません。』以上速報値より引用
以下はyamada.kakasiが編集と記述
2023年は、11月5日現在発表の暫定値のため、変更になるでしょう。
❷「その他の哺乳類による咬傷又は打撲」数は、は厚生労働省「人口動態統計」から引用しました。「その他の哺乳類による咬傷又は打撲」となっていますが、ほぼクマとみてよさそうです。2021年以降は、発表数値を確認することができませんでした。
❸相関性の確認のため、片対数グラフを使用しています。