投稿日:2023/12/10 12:09, 閲覧 288
前回の総内険(11/25)から2週間になりますが、11月に雄蜂が発出した気になる2群(【次女群】と【長女群】)の様子を確認し、それぞれ変化を確認しました。
まずは最強を誇っていた【次女群】ですが、これまでに まとまった数の雄蜂の発出や蜂数の顕著な減少から、「秋分蜂」が起きたと思っていました。 この群の巣板の偏りは特に大きく、長い巣板の下端は露出してしまったため、減箱時に露出部分を切除しました。
「秋分蜂」が起きたのかどうかは、分蜂蜂球も見送り隊も未確認で、釈然としませんでした。 写真には写っていませんが、手前側の巣板は奥側の極端に長い巣板と対照的に、1段に満たないことがわかりました。
左側の2枚の写真の比較では、蜂数が半減?/分蜂したのでは?と思える感じですが、-10℃の温度低下によって、蜂塊が写真の上部に当たる短い巣板下の空間を埋めて、さらに凝集した結果なのでは?/分蜂は起きていないのでは? と思えるようになりました。
右側2枚の写真も 10℃近い違いがありますが、蜂球の変化は少ないです。
尚、雄蜂の発出開始から約2ヵ月ですが、数は減りつつも 昼過ぎには多くの雄蜂が出入りしています。 多分 “戸惑い”を感じながら …?
次は 【次女群】の2週間後に雄蜂の発出が始まった【長女群】です。
蜂球の状態は 少し違いはあるものの、温度の違いに連動しているようで、蜂数の変化はほとんどないと理解しています。
こちらも 『雄蜂は発出すれど、分蜂は無し!』で、おじゃま虫が鬱陶しいですね。 困惑している雄蜂にも同情します。 しばし雄蜂を抱えるのは 群にとってもロスですが、秋分蜂したら 出る群も残る群も 一か八かの大博打になるので、仕方のない代償ですね。
では 何故これらの2群で雄蜂の発出があったのか? 決して誤った行動ではなく、多群では蜜源の乏しい冬期を乗り越えられない〔最悪全群共倒れになる〕かもしれないという危機感を感じての 「本能行動」だと思います。
メインの自宅蜜源では、11月まで「フウセンカズラ」や「コスモス」が頑張ってくれて、11月末には「アスパラ菜」に引継ぎできたことやお相手群が見つからなかったことで、ちびっ娘達は分蜂を踏み止まったんでしょうね。 「アスパラ菜」への訪花は、連日盛んです。 (下は今朝の写真です。)
尚、バトンを渡す来春の蜜源では、勝手に生えてくる「ホルトソウ」と「ムラサキハナナ」が 敷地内のあちこちでどんどん成長してきています。 下の写真では、挿し木で増やした「セイヨウニンジンボク」の苗木が埋もれ掛けてしまいました (~_~;)
ハニーエイトマン
埼玉県
3年間の待ち人来たらず期間を経て、2018年5月から ニホンミツバチとのお付き合いを始めました。 分蜂による自然界への回帰や飼育群の増加という経験もありましたが...