先日、蜂友さんのところで話していたら、「上と下の重箱をビスで繋ぐベニアの木っ端と重箱の隙間にスムシが入ってトンネルを掘って困る」と聞いてびっくりしました。ハチノスツヅリガは巣箱の外壁には卵を産まないと思い込んでいたからです。上下の重箱のサイズが微妙に違うところに板を打ち付けたらその段差に隙間はできてしまいます。そのトンネルを掘ったという木っ端を見せてもらったら、本当にデカいシロアリが巣を作ったような溝が見事に掘られておりました。ということはもし重箱と重箱の間に隙間があったらスムシは掘り進んでいくでしょうから、継ぎ目にはやはり「目張り」が必要だと思いました。でもガムテはベタベタして使いたくない。そこで私は「水道配管用のテープ」を試してみることにしました。
凍結を防止するウレタンを巻くときに使うテープで、粘着が一切付いていません。その代わり伸縮性があり、極薄のゴムシートと言った感じ。粘着がないからそのままだとすぐにとれてしまうので端部だけガムテで押さえ、上下の重箱を強度的にしっかりジョイントするのはベニアなどをビスで締め込んでやるとテープはその部分で止まります。粘着がないので木との関係は爪で引っ掻くと動いてしまいますが、見た感じはピタッと密着しています。屋外の過酷な環境で使われるものなので耐久性はあり、価格は300円とガムテよりも少し高いですが薄いのでこの写真のもので20メートル巻きで幅は7.5㎝、テンションをかけると7㎝くらいになります。光を遮る効果はあるようですが、問題のスムシに対して効果を発揮するかどうかはわかりません。3ヶ月後に外してみてスムシの温床になっていたら改めてご報告させていただきます。