捕まえた分蜂群の女王蜂に因ります。
春最初に出る第1分蜂であればその女王蜂は母親女王であり既に交尾を済ませているのでハチマイッターは捉えた分蜂群のこの女王を外に出さない(=居つく)為に有効です。
しかし、第2分蜂以降の場合その女王は未完成な娘処女王で交尾をしなければ完全な女王になり得ません。交尾をしないで産卵したものは全て無精卵で雄蜂になってしまいますから・・・
母親女王が産んだこれらの娘王女は1週間~最大長くて1ヶ月の間に交尾をするために巣外に雄蜂が集まる交尾場所(コングリケーションエリア)に飛行して行かなければならず、巣外に女王がでるのを阻止するハチマイッターはこれを妨げる邪魔な物にしかなりません。
自群から出た分蜂群であればどちらかを見極めるのは管理してれは比較的簡単なのですが、捕獲した場合には判らないですよね‼
なので不自然な器具の使用は勧めてないものと思います。
住み心地の良い待ち箱・巣箱であれば入居後は居着いてくれる筈です!
前回はうまく伝わらなかったようで申し訳ございません。誤解が生じるので少し補足させてください。
確かに使わない方が良いと言いましたが、「まだ始められたばかりの方は」使わない方が良いというようにお伝えしました。
経験がある方か、もしくは経験がある方からアドバイスをもらえる場合は使っても良いと思います。
ハチマイッター自体を否定しているわけではありません。
適切に扱っていれば、自然入居した後に群れが逃げる確率はかなり低いですが、ハチマイッターが逃亡の確率を下げる効果は多少あると思います。
私たちは放任養蜂なので使っていませんが、スタイルの違いだと思います。自宅前などで頻繁にチェックして管理するならありだと思います。
ハチマイッターはハッチ@宮崎さんが書かれているように、交尾飛行の妨げになる可能性があるので、定期的に外したりする必要があります。
これは正直、初心者には難しい場合があり、正しく行わないと群れの存続に影響があります。
ニホンミツバチは、蜜源が豊富であれば基本的には人間の手が必要ありませんし、重箱式では人間ができることも限られており、女王蜂の寿命による死亡などの状況には対処しようがありません。
以下のようなことは初心者の方はやらないことをオススメしています。
・多少の効果があるもののやらなくても群れの存続には影響がないもの
・かつ、間違った方法で行なったり失敗すると群れがダメになる可能性があるもの
始められたばかりの方は、あまりにもそういった失敗が多いからです。
他にも、給餌や越冬対策などでも、まだ始められたばかりの方がミツバチのためを思ってやったことが、正しくない方法で行われたため逆効果になる場合が多いです。
もちろん、経験がある方は、正しい方法で行われると効果があるのですが。
ハチマイッターを開発された方にも敬意を持っておりますので、「京都の会ではハチマイッターの効果を否定している」というように誤った形で伝わらないように、恐縮ですが表現に配慮していただけますとありがたいです。
こんにちは、ド素人の私で経験もありませんが皆さんからの、Q&Aで教えて頂いた事で、私の思いを書いてみたいと思います。
●待ち受け箱に偵察蜂が、誘導して入った巣箱は、ハチマイッターを付ける必要はないと思います。
●母親分蜂で分蜂版などで捕獲し、重箱などに入れ込んだときは、そのままですと偵察蜂が、自分たちが探した場所に誘導すると思いますので、この時はハチマイッターを取り付けたほうが良いと思います。
●長女分蜂以降の処女分蜂は、偵察蜂が誘導して入った群れは何にもしなくてよいと思いますが。分蜂版などで取り込んだ場合は逃亡の恐れ大ですが、
処女女王は交尾しなければならないので、ハチマイッターは使用するのに難しいと思います、
この時はざるネットで取り込み偵察蜂から引き離すため、遠方に移動してから、重箱に移すと偵察蜂からは引き離され、逃亡もしないのではないかと思います。
いずれにせよ来年からこんなことを思いながら、ハチマイッターをつかっていきたいとおもいます。 .
ハチマイッターに限らず、用具の、その効能について、濃淡の意見が二分されるものへの判断は難しいですね。
使い方によるといっても、野外での自然条件下では、再現が難しいのと、仮に実験的に得られた回答でも、素人では、データの偏りが強く、経験則や経験値では、更にもっと個人のバイアスがかかります。
この条件下なら比較的効能を得やすいといっても、その条件を延々と微細にわたって、すべて記述したり確認するわけにはいきません。
このような問題については、さらに沢山の方の意見を集め、それを自分なりに咀嚼して、自分なりの決断をする他はないでしょう。最終的に自分の下した判断なら、比較的検証が、容易で、失敗しても次の糧になります。
最終決断まで他人に委ねると、失敗まで他人に委ねてしまいます。
追伸
私の地域では、アカリンダニ症が蔓延し自然群の捕獲は困難になったように思われます。私のたちの昨年の分蜂捕獲は、飼育群からの分蜂捕獲がほどんどで、その他からは極わずかでした。この極わずかの中に自然群からの分蜂群がどれたけを占めるのか不明です。そのため、たいていは、飼育場所での蜂球になったものを、「ざるネット」を使用し強勢捕獲するのが主流です。
「ざるネット」を使用したものは、比較的逃亡例は少なく、従って ハチマイッターは動きの怪しものに、2~3日つけて外します。ただし、捕獲直後に雨が降る場合は、使用しません。
私は開始4年目の新参者ですが「ハチマイッター」は使用しません。今は使用する予定もありません。4.8㍉の隙間では出入りが苦しいかも?と思います。働き蜂と女王蜂の長さは違いますが断面では少ししか違わないように感じます。可愛いい蜜蜂さんを無理に閉じ込めたくないので巣門の開口高さを7㍉±1㍉にして女王蜂も雄蜂も出入り可能にしています。昨年も今年もスズメバチに襲われて消滅しましたが蜂群の逃亡はありませんでした。もし、逃亡したら居心地が悪い環境だと思い諦めるつもりです。巣箱設置の参考にしたいので逃亡したら教材にしたいと思います。最初の入居から失敗が多々ありますが、おおかげさまで良い経験になっています。「今度こそは!、来年こそは!」と楽しみがいっぱいです。つくづくニホンミツバチは楽しいですね。
お邪魔します
遊山房さん、今の質門の感じから思いますにハチマイッターもしくは類似行為をしないと逃去されます。
もう少し噛み砕きます。
1、キンリョウヘン、蜜ろうを用いて自然に入った群
2、分蜂球を捕獲し巣箱に収める、又は民家などで蜂を保護し巣箱に収める。
前者後者とも同じ様に巣箱に蜂さんが居るのですが実は全くの別物になります。
1は探索蜂さんが下見し蜂さんが自らの意思で選んだもの、巣版が出来、花粉を運び込む(定着)まで内検等しストレスを与えなければ私は今まで100%逃去された事はありません。(嘘です1回箱倒して逃げられました)
2、は人の手によって収容れた物、私は保護活動を始めて初め3群次の日には空でした、強引に巣箱と場所を決められたら蜂さんは当然嫌でしょう。
2、で逃去されない為にはどうしたら良いか?、ハチマイッターもしくは巣門を狭め強引ですが女王を閉じ込めます、2.3日すると蜂さんも妥協しここで手を打つかと考えるのか巣版を作り始め花粉の運び込みが始まるのでさらに3日位して取り外すと定着します。そこでハチマイッターを外します。
その後ハチマイッターを付けたままにするとどうなるかはハッチ@宮崎さんが詳しく解説しているので省きます(ちなみに私は第二分蜂は捕獲しません)
双方のご意見どちらも間違えではありませんし逆にどちらも正解と感じます、便利なツール様はどう使うかですね。
此処から少し別の話
今から数年前、捕獲技術革新とも言える技が公表されます。
ハンドルネーム、壬生の蜂飼さん<絶対逃げられない、分蜂群の収容方法>
この大技の出現により分蜂球の捕獲でハチマイッター、巣門を狭める行為は必要無くなります、ご存知の方は既に使用しておりません。
ちなみにザルネット、ミツバチの記憶リセットの発案者でもあります。
しかしこの技、蜂さんと関わる時間が少々多くなります。
まだ働き盛りの週末養蜂家には時間的に無理がありますので最後まで行わず変則的になり
ザルネットで捕獲、当日中に逆さにして解放部を巣箱下側へ、巣箱内で蜂球になる(女王が居る)事が確認されたらハチマイッター又は巣門を狭め当日終了。
この方法、先ほどの技が出る前の時期の主流の方法です。
遊山房さんにアドバイスされた方はこれを言いたかったのでは無いでしょうか??
こんな事書いていても近年、保護活動群以外は巣箱に蜜ろう塗ってキンリョウヘン置いて後は蜂さんご自由に、とずいぶんと自然派になってしまいました。
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...
2017/12/17 10:42
管理人
京都府
運営アカウントです。削除予定です。
2017/12/17 12:37
カッツアイ
岐阜県
H27年に蜂友の方から二ホンミツバチを3群譲っていただいた、 H27年は採蜜後の巣落ちで逃亡1群、とアカリンダ二症で2群が全滅。 H28年は6月末に一群を頂...
2017/12/17 15:38
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
2017/12/17 18:57
onigawara
福岡県
日本ミツバチは森林組合の友人から2012年巣蜜をいただいたのと山荘の薪小屋に日本ミツバチがたくさん来ていたので何か自分でも知らないうちにやっていました。宜しくお...
2017/12/17 18:38
はりま
兵庫県
2014年に京都週末養蜂のHPを参考に巣箱を製作し近くの自然公園で待ちうけ開始、ルアーのおかげでビギナーズラック。以後はまってしまい今は楽しくニホンミツバチを楽...
2017/12/17 19:13
aki静岡
静岡県
学生時代にハチを研究材料として取扱いました、当時貴重なハチニホンミツバチが周辺に存在する事を知る。 1998祖父が年の為農業を引退、山が荒れ放題になる。 2...
2017/12/17 23:03
ポチ
長野県
会社員 男性 妻子有り
2017/12/17 22:34
ヒロパパ
宮崎県
宮崎県中央で趣味の養蜂を楽しんでいます、養蜂歴は十数年(仕事しながらの養蜂歴が長かったです)、退職してから本格的に始めて数年です。養蜂の先生は久志富士男さん(書...
2018/3/29 16:13
私もこれは良いと思い2年前に1個買いました。買ってどうかということですが、結果使っていません。
その理由は、ハッチさんの言われているとおりです。第1分蜂群はいいのですが、第2分蜂以降の群れについては、買った時ついていた説明書きを写します。
「・・午後3時ごろハチマイッターを取り外し、女王蜂を外に出して単独飛行させます。5分から45分ぐらいで女王は戻ります。戻りましたらハチマイッタ-を取り付けます。この方法で働き蜂が花粉を運び込むようになるまで続けます。・・略」
また、次のような説明もあります。
1.分蜂群の取り込み後の逃走防止
2.採蜜後のその群れの逃走防止
3.巣箱の移し替え後の逃走防止
4.スズメ蜂などの侵入防止
ほか 略
分蜂群の取り込み後、一定の時間外しまた戻し・・といったことこが出来そうにありません。また第1分蜂にしろ第2分蜂にしろ雄バチがたくさんいますがハチマイッターを取り付けたままでは出入りができません。
使い方が難しく逃走されたら逃走された時とあきらめ、なぜ逃走されたか反省してやっています。採蜜も無理してしなければ大丈夫ですが、山で入ったものを近くの蜂場へ夜間に移した時翌朝行くともぬけの空になっていたこともあります。こんな時は、せめて一夜は有効に使えるかなと思っていますが・・。
2017/12/17 12:08
ハチマイッターはちょっと使い方が難しいですよね。確かに移動させた時とか、木に集合している群れを無理やり巣箱に入れた場合はいいかもしれません。
ミツバチもアホではありませんので、わざわざ入居して巣を作り始めた後にどこかに引っ越したいと思うのは、餌不足など何か理由があるのでしょう。
ちょっと記憶が定かではないのですが、これを開発された地域の方は、重箱式ではなく角洞を使われているのでしょうか?
重箱式だと採蜜直後に逃げるというのはレアなケースだと思います。
> 巣箱の移し替え後
これはミツバチを採蜜時に全て別の箱に移動させるということでしょうかね? そうであれば、確かに逃げる可能性が高いので、ハチマイッターが効果を発揮するシーンがあると思いました。
2017/12/17 12:45
kuni
三重県
重箱式・フローハイブ・巣枠式楽しみながらやっています。 課題は夏分蜂をいかにして乗り切り秋まで維持できるか。重箱では、4段の少数 段で採蜜をローテションを目指し...
管理人
京都府
運営アカウントです。削除予定です。
多治見日本蜜蜂倶楽部
岐阜県
蜂友8人でミツバチを保護して増やしていく様に活動していきたいと思っています。 自分で飼育した蜂群からいただく蜂蜜を楽しみに、日々試行錯誤の毎日です。
kuni
三重県
重箱式・フローハイブ・巣枠式楽しみながらやっています。 課題は夏分蜂をいかにして乗り切り秋まで維持できるか。重箱では、4段の少数 段で採蜜をローテションを目指し...
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...
はっちゃんさっちゃん
千葉県
初めまして。名前の最後に「さん」はいりません。打つのが大変だから「はっちゃんさっちゃん」でお願いします。6年目の初心者ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...
ポチ
長野県
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aki静岡
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