投稿日:2019/1/17 13:42
こんにちは
お世話になります
教えて頂きたいのはスムシの侵入でミツバチが逃亡してしまいました
この後巣箱を掃除しスムシも除去して箱に焦げ目をつけるように焼を入れました
このような箱を再度設置してもミツバチは入ってくれるのでしょうか
よろしくお願いします
armer-terachanさん、こんにちは☀
再利用可能と判断しています。
焦げ目をつけることに関しましては以前にバーナー使用の可否について質問したことかありますので、参考になればとリンク先をはります。
追伸
スムシの仕業で日本みつばち群が逃去したように診えても実際は何らかの不具合により蜂勢が衰えその結果防御能力が落ちたところにスムシが侵入し~逃げるという風になったのだと考えられ、原因と結果を正しく見極めることも必要ですね(^_^;)
◎ 各回答を見ての感想:それぞれの回答が経験に基づくものであるものの、判断が分かれています。質問を出された方としては、判断・返答にお困りかと想像します。確立された方法がなく、そこが面白いところでもあります。
◎ 客観的事実:群が逃去した空の巣箱では、スムシが板内部へ喰い入り、氷点下の冬を越し春まで生きています。極く小さい幼虫でも越冬します。スムシが板を極端に喰い荒らした場合は、オオスズメバチが穴を更に大きくして侵入することがあります。藤原誠太氏の本には、"箱内を焼くと東北地方では入居しない” との記述があります。
◎ 個人的判断:春になり巣箱に群が入居した場合、越冬したスムシ幼虫は、巣板へ移るのか? が問題ですが、知識がありません。また、越冬した卵は春に孵化するのか? についても知識がありません。卵は板の表面に付いているはずですから、炎を ”軽く” 当てれば死にます。炎を ”強く” 当て黒く焦がすと入居への悪影響もあるかと思います。
◎ 私の個人的処置:炎あて、水攻めで駆除して、安心して待ち箱に使用することにしています。空箱へのスムシ産卵を想定し、待ち箱設置直前に箱内に炎を軽く当てています。食い荒らされた穴は、木工ボンドで塞いでいます。これで問題なく入居しています。
◎ 駆除の方法:炎当て、備中高松城の水攻め?…箱を水に沈める、石川五右衛門の釜茹で … 熱湯攻め(箱を熱湯に沈める) が考えられます。
再利用は可能です。ただ、色んなスムシ防除法を用いても、日本ミツバチの飼育下で、スムシゼロの状態を、長期にわたって維持することは、困難かと思われます。ここが皆さんの御意見の分かれ目かと思います。
スムシの一種である、二ホンミツバチの巣箱でよく見られるハチノヅヅリガに限っては、以下の論文で、「本種は18℃以下あるいは40℃以上では発育できないため・・」となっています。よって本種に限っては、この生息温度の範囲外に、巣箱の置くことが必要です。
参照 ハチノツヅリガに関する論文「ハチノスツヅリガ(鱗翅目:メイガ科)の幼虫齢数と発育」の妙録 https://ci.nii.ac.jp/naid/110007630717 をご覧ください。
一時的にも、
巣箱を、そのような状態に置くのを望まれるなら
❶18℃以下の環境に置く ドライアイスを使用する 冷凍庫に保存する
❷40℃以上に環境に置く バーナーで焼く 窯で煮沸する
のような方法があるようです。
ただし、
ハチツヅリガの生息環境温度18℃以下40℃以上を、日本ミツバチの飼育下で、恒常的に維持するのは困難です。そこでは、上記の防除法の直後に、一時的はハチノツヅリガゼロが達成できたとしても、明日も維持できるかどうかは、定かではありません。
また、
スムシは主因となる病害虫や事故等の結果、誘因される二次被害のようなもののようです。詳しくはこのQA の https://syumatsu-yoho.com/38/node/1543 参照ください。
2019/1/17 14:43
2019/1/17 18:36
2019/1/17 21:49
2019/1/18 10:18
2019/1/19 17:31
farmer-terachan
和歌山県
こんにちは
色々な処置方法まで詳細にご指導いただきありがとうございます
お教えいただいたように持ち箱を処理し春の分蜂に備えるようにいたします。
ありがとうございました
2019/1/18 13:11
farmer-terachan
和歌山県
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