巣落ちしました。昨日の採蜜が起因するのか?それとも巣落ち防止棒の付け方?又は、この暑さで?と考えていましたが、これら全てが要因かと思いました。
畑で作業を終え蜂場を覗くと、昨日採蜜した1群の巣箱の外に夥しい数の蜂さん達で、直ぐに異変を感じました。採蜜の際に気が付いた事が有りましたので、直感にて巣落ちを疑い、観察窓から内部を覗くと巣脾が1枚ありません。
巣門枠の前蓋を開けると矢張り落ちていました。ザワザワと非常事態です。
家にタッパーやブロワー等を取りに戻り、落ちた巣脾を巢門から取り出して観察すると、幅10cm強で、繋ぎ合わせると長さ50cm程の巣脾が2枚です。2枚を合わせると中央部で切れている様ですが、刃物で切ったものとは違いますので、落下の際に巣落ち防止棒で切れたものと思われました。
両端は綺麗な丸みが有り有り、巣箱の壁部との癒着が無かったものと思われました。観察窓越しの写真からもそれが確認出来ます。底板上や落ちた巣脾から女王蜂を探しましたが、確認出来ませんでしたので、事故に巻き込まれて無く、健在かと判断しました。
巣脾から育児域を切り取って、スノコ上に立てかけて置き、新蜂の誕生を待つ事にしました。残りの巣脾は、頃合いを見て給餌として還元したいと思っています。
底板を戻して。
巣門枠の前蓋を戻します。
手当後、暫く様子を見ていると外勤に出る蜂さんや、戻る蜂さんも居ましたしので様子を見る事にしました。
原因は複合的かと思い、次の3点を疑いました。
①巣脾の巣箱側面壁との癒着不良。採蜜の際に、外した巣箱内の蜂さんをブロワーで飛ばす際に、簡単に落ちた巣脾が有りましたので変に思い、見ると巣脾と壁部の癒着がごく僅かしか無かった為と思われ、観察窓にも癒着していない事から癒着不良の疑い。
②巣落ち防止棒の効果不足。飼育計画としては最初は十字で設置し、その後、巣脾の成長に合わせ後付けにて、巣脾に対して直角に2本挿入する予定でしたが、機を逸して未挿入のままでしたので、十分な効果が得られてなかった為に発生の疑い。
③巣箱内の温度。内部の温度は32.5でしたので要因としては考え難いですが、今日の暑さから一因と考えてみました。
巣落ちが起こり易い季節になりましたので、私の様な失敗をなされません様にご注意願います。