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ニホンミツバチ
興味深い! オスバチは、群れ(巣)から群れ(巣)へ自由に移動できる。

Birdman 活動場所:広島県
2020年にたまたま分蜂群を捕獲し、それは友人に譲ったのですが、その感触から急にまた飼いたくなり、2021年からまた本格的に飼育を始めました。
投稿日:2021 10/1 , 閲覧 366

興味深い事が確認できました。オスバチは、自分が所属している群れ(巣)から別の群れ(巣)に自由に移動する事が可能だという事です。この事は、学問的にニホンミツバチを研究している方や、長年ニホンミツバチを飼育している方などには周知の事実なのかもしれませんが、報告しておきます。


[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/166/16614022111244309567.jpeg"]

↑中央、突如入居(所属変え)してきたオスバチのうちの1匹

この春3月に自然入居した群れで、とても安定した強群がいます。基巣と呼んでいます。この群れはおそらく母親群で、夏分蜂する事もなく、今に至ります。この群れのオスバチは、5~7月頃には出現し確認できていたのですが、8月に入るとオスバチの姿は見られなくなり、8月9月とこの約2ヶ月間、この基巣ではまったくオスバチの姿は確認できませんでした。ここの書き込みなどで、今の時期でもオスバチがいる巣がある事を知りましたが、基巣では、もう来年の初夏までオスバチの姿を見る事はないだろうと思っていました。

先日の9月27日、スズメバチの襲撃を受けていたこの基巣でスズメバチを退治していたところ、上空に、14時頃、突如ハチ雲が現れました。そして近くの横板の下に蜂球を作りはじめました。この時期なので逃去群でしょう。この時期の逃去群は捕獲が難しい(巣箱に留まりにくい)と聞いてはいたのですが、置いていた待ち箱に探索バチが来ていなかったので捕虫網で捕獲して待ち箱に入れました。その時によく見ると、なんとその逃去群には、そのハチ場で久しく見た事がないオスバチが、かなりの数混じっている事がわかりました。その時、基巣では、逃去群の中から基巣に侵入しようとしたハチ(働きバチ)がかなりいたようで、激しい闘争が起こり、30~40匹の死骸が巣門下に落ちていました。基巣も興奮気味で、日頃は午後に数回行う時騒ぎも、この日は行いませんでした。

翌日28日の午後早くに見に行くと、残念ながら待ち箱に入れた逃去群は、昨日落ち着いているように見えていたにも関わらず、すでにまた飛び去った後でした。基巣も今日は落ち着いており、いつもどおり巣門から多数出入りしています。が、よく見ると、なんとその中に、多数のオスバチの姿があるではありませんか!! この約2ヶ月間、この基巣ではまったく姿を見る事がなかったオスバチが、突然かなりの数巣門から出入りしているのです。もちろんオスバチの蓋もまったく見ていません。それらのオスバチ達は、昨日この場所に来た逃去群から、基巣に入り込んだのは間違いありません。おそらく少なくとも30~40匹はいると思われます。そして興味深い事に、基巣の働きバチ達は、明らかに他の群れにいたオスバチであるにもかかわらず、まったく攻撃や排除しようとしないのです。まるで以前から基巣にいた仲間であるかのように、オスバチが自由に自分達の巣に出入りしているのを認めているのです。前日、巣に入ろうとした逃去群の働きバチは、刺殺したのですが。

オスバチは、おそらく巣箱から飛び去る逃去群から、基巣のほうが群れも大きく安定しているとの判断から、基巣のほうに入り込んだのでしょう。働きバチの行動から、オスバチの群れ(巣)間の移動は、許容されていると思われます。オスバチはこのようにして、自分が気に入った群れ(巣)から群れ(巣)を、自由に移動しているものと思われます。基巣に来たオスバチの行動は、午後に巣から出ていき、少しして帰ってくるという、初夏頃と同じようでした。それ以降毎日、オスバチは基巣から出入りしています。またニホンミツバチの興味深い世界の一部を見る事が出来たように思いました。他にも、もし似たような事例がありましたら、教えて下さい。

コメント14件

yamada kakasi 活動場所:愛知県
投稿日:2021 10/1

Birdman さん おはようございます。


https://38qa.net/blog/48778
過日ご紹介した西洋ミツバチの研究結果です。西洋ミツバチでは働きバチも他のコロニーに訪問しているようです。( ゚Д゚)

日本養蜂協会の資料では、西洋ミツバチの雄バチの何割かが、他のコロニーに訪問しているというデータを見た記憶があります。後で探して見つかったらお知らせします。

日本ミツバチも数の多寡の差はあれど、同じように移動していると推測しています。これらの移動が、アカリダニ症等の病害虫が蔓延する原因の一端かもしれません。(/ω\)

おっとり 活動場所:千葉県
投稿日:2021 10/1

Birdman さん オハヨウサンデゴザイマシテネ!

雄蜂は儚い人生のなか、受け入れてくれる群も居て、フリーパスなんですね。

日本みつばち全体で雄蜂を支えている。

どこかの集落で、子供は誰の子であっても集落の財産として皆が見守るのに似ているようで、ほっとしました。

それにしても他の群の働き蜂は匂いが違い、明確に追い出してしまうのですね。

この逃去群には女王蜂は居たのでしょうか?

古ちゃん 活動場所:鹿児島県
投稿日:2021 10/1

セイヨウミツバチを飼っていると、雄バチの不思議な挙動はよく目の当たりにします。何となく、ご近所の群同士の共有財産のように感じています。

特に、未交尾女王がいるような群(元々は雄バチなんて一匹もいなかった小さな割出群)だと、他群から雄バチが大勢でもありませんが入居してきます。

どうやって未交尾女王がいるとわかるのか?それはともかく、いったいそこからどうしようというのか??謎が多すぎる…

なお、そんな小さな群で女王蜂の交尾が終わったら、雄バチ一気に減ります。自発的に出て行くのか、それとも追い出されるのか。それも解らないです。

ニホンミツバチでも傾向は近いのかも知れませんね。

テン&シマ 活動場所:広島県
投稿日:2021 10/1

yamada kakasiさんが仰る様に、雄蜂は他の群れを行き来するため、その時にアカリンダニが入り込むと言われていますね。

我が家では、母屋裏に置いてる 元鶏小屋群(無王と思われ、箱替えをした群です)が、今となっては僅かに残った生き残り蜂なのですが、それでもつい最近まで雄蜂が出入りしていました。数少ない群れにとって、雄蜂は物凄い負担と思われるのですが・・・?

↓この写真では確認出来ないけど、さすがにもう居なくなったのかな?

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/078/7805806114464711515.jpeg"]

追記:先ほど書き込んですぐ見に行ったら、まだオス蜂が出入りしていました。

みかんちゃん@清水 活動場所:静岡県
投稿日:2021 10/1

私も交尾飛行に出た雄が別の巣に戻るというような記事を読んだ気がします。

移動する逃去群より基巣の方が餌が貰えるというのもあるのかもしれませんね。でも、遺伝情報が違う雄を迎えるというのは群の繁栄より種の保存が優先されているということですね。

うちの雄達でも、追いやられる雄とすんなり巣門を通過する雄とがあり、違いが何なのか気になってます。雄達はものすごくグルーミングを受けていて、ヘギイタなのかアカリンなのか媒介源にもなるのかなぁとも思っています。

Birdman 活動場所:広島県
投稿日:2021 10/1

yamada kakasiさん  今回の例は、すべてのオスバチにマークをしなくても、確実に他の巣への移動が確認できた、まれな例だろうと思っています。

セイヨウミツバチでも他の巣への出入りがあるので、ニホンミツバチでも同様の事はあるのでしょうね。オスバチは何の障害もなく他の巣に出入りできる事が、今回の事でよくわかりました。でも、これは確かにアカリンダニの感染があるこの時代には、アカリンダニの広まる原因になっている可能性がありますね。オスバチがアカリンダニに感染している確実な事例は確認されているのでしょうか。

Birdman 活動場所:広島県
投稿日:2021 10/1

おっとりさん  オスバチの巣間移動がある事は知っていましたが、こんなにもフリーパスとは思っていませんでした。少しは門番のチエック行動があるかと思っていました。

〉それにしても他の群の働き蜂は匂いが違い、明確に追い出してしまうのですね。

明確に追い出すどころか、取っ組み合いの大喧嘩をして殺してしまいます。絶対に他の群れの匂いがしているはずのオスバチがフリーパスなのとは、まったく違います。オスバチは見た目もわりと違いますが、私は、オスバチは何らかの匂い(フェロモン)を身にまとっていて、それで働きバチから歓迎されているように思っています。

〉この逃去群には女王蜂は居たのでしょうか?

蜂球が出来た時、わりと頭がそろっていたのと、箱に収容した時に他の蜂がすぐに箱にまとまって入っていったので、確実に女王バチはいたと思います。

Birdman 活動場所:広島県
投稿日:2021 10/1

古ちゃんさん  やはり蜂の世界は超女性社会なので、年中おらず、また数が少ないオスバチは、大事にされるのかもしれませんね。

未交尾の女王がいる巣箱に入っていると、その雌が交尾飛行に飛び立つタイミングがわかるので、その巣箱に入り込むのかもしれませんね。

Birdman 活動場所:広島県
投稿日:2021 10/1

テン&シマさん  こんなに少数の群れでもオスバチがいるとは驚きですね。情報ありがとうございました。

Birdman 活動場所:広島県
投稿日:2021 10/2

みかんちゃん@清水さん  分蜂や今回の件も含めて、ニホンミツバチにはまだまだ不思議な事が多くあるなと思います。

〉うちの雄達でも、追いやられる雄とすんなり巣門を通過する雄とがあり、違いが何なのか気になってます。

ミツバチは超女性社会で、オスバチはいずれもちやほやされているのかと思っていましたが、案外そうではないのですね。違いが気になりますね。まさか、働きバチから見てイケメンかどうかだったりして(笑)

〉雄達はものすごくグルーミングを受けていて、ヘギイタなのかアカリンなのか媒介源にもなるのかなぁとも思っています。

そうなんですね。上にも書きましたが、こちらは早々とオスバチがいなくなってしまい、また重箱式なので、中の様子はほとんどわかりません。オスバチはそんなに丁寧にグルーミングを受けているのなら、ダニは落ちてしまうようにも思いますね。それならいいのですが。

みかんちゃん@清水 活動場所:静岡県
投稿日:2021 10/2

Birdmanさん

若い女子がモテるように若い雄蜂が優遇されるのかな?とも思ってみています(加齢臭はおキライ?!)(◦ˉ ˘ ˉ◦)。もしくは、激しくグルーミングしないとならない雄蜂をポイ捨て?!


もともとヘギイタがいて雄蜂房で繁殖していたのでしょうから、その影響が大きいとみてますが、働きバチへのグルーミングも以前より頻繁で丁寧なので、このグルーミングがアカリンを落とす効果につながってくれるといいなと思っています。

今年はそれでも皆さんアカリン被害が少ない様子でこのまま落ち着いてくれるといいですよね。

Birdman 活動場所:広島県
投稿日:2021 10/2

みかんちゃん@清水さん

オスバチを年齢でポイ捨てしている可能性はあるかもしれませんね。それと、オスバチは働きバチに比べて体格差が大きいように思うのですが、体格が優れたオスバチが優遇されているような事はありませんか。

オスバチはけっこう常時グルーミングされているような感じででしょうか。巣枠を引き上げての観察?なのでしょうか。それでも気にせずグルーミングしていますか。

アカリンダニの主な被害時期はこれからだと思いますが、確かにこれまでは皆さん被害が少ないような感じですね。本当に、このまま皆さん被害が少なければいいですね。私もこれからメントールの量のチェックに行ってきます。

みかんちゃん@清水 活動場所:静岡県
投稿日:2021 10/8

Birdmanさん

雄蜂の大きさは関係なさそうです。小ぶりな雄の方が、6ミリの巣門には入りやすく、門番に捕まる前に入り込んでしまいます。追い出される様子は少ないですが、うちの場合、大きい雄の方が2-3日早く生まれてました。今はすっかり小ぶりな雄蜂ばかりですが、すんなり門を潜ってます。

Birdman 活動場所:広島県
投稿日:2021 10/8

みかんちゃん@清水さん  そうですか。オスバチの大きさは関係なさそうですか。単純に門番につかまりにくいからなんですかね。それとも、数日でも若いほうがいいとか。

今日見ると、巣箱に入り込んできたオスバチ達は、かなり数が減ったように思いました。別に追い出している感じはなく、そういうシーンも一度も見ていないのですが。そろそろ寿命?それともまた別の巣に移動して行った?わからない事ばかりです。

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