いよいよ寒くなってまいりましたね。私の拠点、千葉市では本日初霜が降りました。
ミツバチは蜂蜜が発酵しないように温度を上げて扇風し、水分を飛ばして糖度を上げると言われます。それに費やすエネルギーは相当なものだろうと想像します。では、発酵してしまった蜂蜜を与えると蜂は果たして喜ぶのか、それとも残念がるのか気になったので、同じ条件で2種類の餌をピザ窯群に与えてみることにしました。
右が、瓶の蓋の隙間から泡が溢れて来るレベルの発酵蜂蜜。これ以上発酵しないように糖度を82まで上げています。左が糖度73の冷蔵庫保存しておいた正常な蜂蜜。スーパーに売ってるお刺身のスチロールトレーをサイズに切ってポンチで穴を開け浮かべています。
最初に反応したのは意外にも発酵した方でした。
1時間経過、依然として発酵した方が人気があります。水位も発酵した方が下がっています。
3時間経過。発酵した方が空になり、蜂たちは残った正常な蜂蜜に集まり始めました。↓
この結果に私は納得できず、もう一度翌日に試してみました。↓
やはり発酵した方が先に無くなると言う結果でした。
この実験によって、なぜ発酵した方を好むのかは謎ですが、少なくとも発酵した蜂蜜は給餌の餌として問題ないのではないかと感じました。
ちなみに、冬場の給餌は餌の容器を上記写真のように蜂球に接するように設定してあげるのが蜂にとっては負担が少ないように思えます。また、重箱の場合、スノコの上にもう一部屋給餌空間を設けてそこで給餌すると言う考え方もありますが、上にたくさんの空間があると、蜂がせっかくみんなで出している温度が上に行ってしまうし、そこにいるスムシの助けにもなる気がして、私はメントールも初冬まで、給餌も下から底上げの台座の上に餌を置いてやりますので、スノコの上は空間ナシで越冬させるようにしております。