2021年12月23日(木)、天気:晴れ。
数日前から気温が低くなり、出掛けるのが億劫になっていました。しかし、それも12/21以降は再び穏やかな天候となり、集められるかが不安だった蜜蜂の検体も、全てから集める事が出来ました。
但し、最も酷かった1群はすでに消滅して仕舞いました。残るは5群。
↓H地北群(12/7)この時は未だ、隙間奥に居たのですが…。
12/15にはすっからかんになっているのを確認。16日に回収して蓋を開けたら、スリットの隙間に女王の亡骸が挟まっていました。↓
↓離蜜したらこれだけ採れました。
↓栗の木傍群(12/20)
↓柿木群(12/20)
↓ヤマモモ群(12/20)
↓T地東群(12/21)
↓H地南群(12/22)
そして約束の今日、西部家畜保健衛生所から女性2名が来られ、近場の1群を見て行かれました。今ではもう、近場の群ではご近所の土地に1群残るのみです。
10時半ごろになっていましたが、やはりそれにしても出入りが少ないし、普通なら蜂が向かって来ても良さそうなのにそれも無い、と言われてましたね。
ついでに鳥インフルエンザの関係上、ニワトリもちょっと見てから、消石灰を置いて帰られました。「また、何かあれば連絡下さい」と。
その後、何時かは不明ですが電話があり(早っ!)「6群中5群にアカリンダニが確認されました」とお返事頂きました。
私が一番知りたかった消滅群の女王については、気管が黒色とまでは行かないまでも「茶色で、卵も沢山見られました」との事でした。そうですよね~。いつも思うのですが、群が消滅するその随分前から、新蜂は産まれてなさそうに見えるので、割と早い段階でダニは女王に寄生してるんじゃないかと思ってた。ただ、何処まで頑張って女王が産卵出来るかの問題だと。
一方、唯一アカリンダニが検出されなかったのがH地南群。ここは確かに元気で花粉をしっかり運んでいた。徘徊蜂も確認出来ず、内検では一番巣板の露出が少ない群でした。
でもね、いち早く消滅した群とは直線距離にして約20mほどしか違わない。担当者も不思議に思って調べたけど、ダニを見付ける事が出来なかったと。ちなみにこの群からは生きてたのを9匹、死んでたのを3匹(数日分)提出していました。
やはり日頃から思ってる事ですが、日本蜜蜂はテリトリーと言うか、大まかな集蜜範囲?方向?が決まってるというのを改めて確認させられた感じです。
だって、ほんの数メートルしか離れて無い蜂箱から同時期に採ったハチミツでさえ、味が違いますし、実際に見ていると、集蜜に出て行く方向もおおざっぱですが違いますから。