雨あがりの朝、配達を終えて新聞店からの帰路を利根川支流の堤防をバイクで走っているとメーターパネルの脇に一匹のミツバチがいるのに気がつきました。止まって見るとニホンミツバチです。周囲は稲刈りが始まった田んぼが広がる場所、何処から来て何処へ行こうとしたのか。
ふと気になって昨年から観察中の利根川堤防下の床下巣を見に行きました。バイクで遭遇した場所からは6kmの利根川の本流です。昨年秋に小さな巣が発覚、家主さんには床を解体しての捕獲はせずにそっと見守りを選択してもらった群です。今年幾度かの連絡では営巣継続している様子でしたが、蜜源の少ない場所でどう暮らしているのかずっと気になっていました。そこそこ出入りしている床下を覗いてみると地面すれすれまで拡大した巣に元気な蜂たちが見えました。
堤防のところどころに咲く花
床下巣から1.9kmの位置に神社の樹洞自然巣があります。一昨年から観察に行っていますが毎年秋に消滅、春に入居の繰り返しです。一昨年がニホンミツバチ、昨年は西洋ミツバチ、今年は日本ミツバチと入れ替わりで営巣しています。民家が並んでいますがその周りは水田です。今現在すごい勢いで出入りしています。