過去の失敗の記録です。
❶いつの間にか ハチ場にスズメバチに巣を作られてしまいました。
ハチ場の出入口に営巣していたので、駆除しました。木陰で見えにく位置にあり、大きな巣になるまで見逃していました。周辺も常に見回る必要があります。スズメバチに格好の餌場を提供していたようです。ハチも人も危険にさらしていました。
追伸
も一つオマケです。
上の記事とは、別物です。わたしと相棒は、同じくハチバのヤブの中に造られた、コガタスズメバチの巣?を、ヤブごと棒で叩いて袋の中に落とし、翌日殺虫剤で退治、回収する手はずでした。
スズメバチの生態をよく知らない頃の二人です。夜なら襲ってこないと思い、当日の夜、スプレーで殺虫剤を散布。その後に長い竿でヤブの上から巣を叩きました。巣は途中でヤブに引っ掛かり、再度打っても落ちません。その途端、ウワ~ンという大きな音とともに、ハチが群れで襲ってきました。2人であわてて、近くに止めてあった車に乗り込み脱出しました。
翌日見ると、一部が壊れた巣だけ残っていました。懐中電灯で照らし直ぐに見張り数匹が、巣の表面に現れた時点で、スズメバチが次にどう反応するか、想像力が欠けていたようです。生兵法は大怪我の基
❷壮絶な巣落ち、女王バチは下敷きとなり、昇天したと思われます。
防暑対策が不足していたこと、巣落ち防止棒が折れていたことから、強度不足でした。今はさすがに、このようなことは無くなりましたが、巣の欠片が落ちることはあります。
❸りっぱな スムシの盛り上げ巣? です。こんなになるまで、ほっておいたとは我ながらしんじられません。内検を怠ったツケは、大きかった。
❹逃げられました。スムシの被害もなく、蜜がほどんど残されていないことから、計画的な逃亡と思われます。事前察知できなかったことが、悔やまれてなりません。9月にこの程度の成長という弱小群です。
巣箱内外の環境の確認をおこったこと、何らかの逃亡の兆候を見逃しました。
❺一時は、タワーマンションのような巣箱に入居していたのですが、アカリダニ症で消滅しました。この群れは代々強群で、分蜂時期がハチ友中でも一番早いこともあり、分蜂の指標にしていました。アカリンダニの防除のためにメントール等の投与の措置は講じていたこともあり、ダメージは大きく、強いショックをうけました。メントールの投与の時期や量を見直すきっかけになりました。
❻寒い季節に、蔵の戸袋に営巣していた自然群を取り除くことを依頼されました。私は助手で参加しました。戸袋は特殊な構造で、取り外すまで時間を要しました。結果ごらんのとおりです。あわてて、巣板を回収し巣箱に収納しました。相手があることなので、季節を選ぶことが難しいですが、できれば春か、秋ならその後養生も良かったと思います。自然巣の保護は、難易度が高く特別のケアが必要です。
コロニーを失うと、なかなかダメージから立ち直れません。そのためか、失敗を過小評価し、正直に認めることが出来ない自分がいます。これでは失敗を生かすことも、失敗から学ぶこともできません。ほんとうの自己責任です。見直して、失敗の正当な原因をつきとめることができれば、そのうちに笑って話せる時が来るかも知れません。 コロナ禍も!
そんな時代もあったねと
いつか話せる日がくるわ
あんな時代もあったねと
きっと笑って話せるわ
だから 今日はくよくよしないで
今日の風に吹かれましょう
中島みゆき「時代」より