待ちに待った継箱の日。サポートしてくれる友人とのスケジュールが、やっとマッチ!
随分待たせたねえ、蜂娘ちゃん。毎日、外へ溢れていたから、冷や冷やしてました。
朝の内に確認し、オオスズメは来て無かったので、空中作業に合わせて、面布と2枚の長袖という出で立ちで、枝垂桜のある庭に、荷物を運び入れようと行ってみたら、ナント!大スズメが来ていました~Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
蜂娘達は、初襲来の時と同じ位狼狽えています。外壁もネットも舐めまくっています。
それでも、もう4段まで巣板が来ているはずですし、毎日毎晩、外に蜂が溢れている以上、それだって危険ですから、継箱は必須です。
直ぐに、粘着シートを蛇つかみ棒で挟み、オオスズメが蜂娘達に夢中になっている隙にペタっと付けられるように頑張りました。ミシュランマンの防護服じゃないので、躊躇しましたが、そんな事は言ってられない状況。。。やるときゃ、やるよぉ~っ!!!
見事、2匹は貼り付いたのですが、3匹1チームの残り1匹がどうしても掴まりません。ヘルプフェロモンを出し始めていると判断して、蜂娘達から2m離して、粘着シートを置いて様子を見る事にしました。その間に、継箱の準備。作業をする前から、私は大汗をブン流し、蜂娘達は、パニック状態。最悪のコンディションです(;^ω^)
脚立の上での作業は、猛暑の中では超過酷。それでも今日がチャンス、やらねば。
草刈りでヘロヘロになりながら、チョコチョコ進めて、やっと1箱作ったので、真新しい継箱です。(この後、巣落ち防止棒も入れましたよ~)
この娘達は、もしかしたら、とても統制の取れた強気の群なのかも知れません。先に巣門を外そうとしても、底板同様、蝋で強固に塗り固めてあって、中々外れませんでした。
だから、オオスズメも、もう3回か4回来ているのに、防護ネットの中にも入れないで居るのかも知れないです。
やはり、長い巣板は、4段ギリまで伸びていました。今回は基本に忠実に、継箱は満杯に近づいたら継ぐという風に継いだので、偏りなく伸びています。
防護ネットは捲っただけで、その中に巣上げ機を入れ、脚立に足を踏ん張りながらの両手作業は、足と背筋が相当疲れますね~。
いつものように、蜂娘達に声を掛けながら、今回は特に、「大丈夫だよ~、守るからね~、落ち着いてね~(^^♪」と声を掛け続けましたから、継箱を終えた頃には、蜂娘達も箱に納まり、静かになっていました。ε-(´∀`*)ホッ
ところが、逃げた大スズメが、また様子を見に来たのです。友人が「後ろに飛んでるよ!」と教えてくれ、一瞬凍ります。でも、巣門だけでも閉めてやらないとと、兎に角、スローで動きながらも、巣門を閉めようと必死。あの重低音が背中に響いて居たかと思うと、次は、面布の耳元で囁いています。またも、動きを止め、木と間違えて貰いたい!と心の中で叫んでました。
とうとう、ネットの開いている部分から、巣門に近づいて、私の目の前に来ました。。。大きいし、羽音は重低音だし、また、蜂娘達が慌て出しました。
ネットを少しずつ動かしながら、兎に角、巣門から遠ざける事に成功!
一度オオスズメがネットの外側から、脇の方をホバリングし始めたのを見て、一か八か、継箱の為に置いてあった虫よけミストを、蜂箱と反対に向けて噴霧しました。ほんの少しです。
風のない日でしたので、臭いがオオスズメに届くのは時間差がありましたが、サーっとその場を離れたんです。
やはり、効果が在るかも知れない。そう思い、今度来たら飛んで居る位置情報を伝えてくれるように、友人に頼んでおきました。
これで蜂箱は5段になりましたが、このコンパクト蜂箱で蜂蜜屋を営んでいる、元祖の大先輩蜂友さんが仰るには、この巣箱は4段までで住まわせること。5段継いだら、上段を切る事。と言われています。
気温が下がらない中、上段を切って、巣落ちはしないだろうか、、、それが一番の心配でしたが、先ず、すのこの様子を見てから決める事に。
7月に出来ていた盛上げ巣は、蜜が無くなっていました。隙間から見える巣板も、蜜が減っているようです。そして、乾いて見えたので、1段カットを敢行!
すのこに着いている部分が結構硬く引っ付いていて、べりッと破れてしまいましたが、やはり、上部の蜂蜜は食べて暮らしていたようですね。でも、ガッチリ脇も付いているので、1段切っても大丈夫と判断できました。
1段目の下切口です。綺麗な切口。大丈夫、大丈夫!!
蜂娘達は皆お利口さんで、殆ど下に下がってくれてました。ゆっくり眺める暇もなく、逃げたオオスズメが仲間を連れて来たら大変と、友人に綺麗にして貰ったすのこを、再度取り付け、天蓋を閉めました。
切った巣板も、蜂蜜の匂いを遮断する為に、すばやく、大型容器に蜂箱ごと密閉しました。
その間、蜂娘達は、下の方に避難したまま、大人しく、静かに待機していたのです。ブンブン飛び回る娘もなく、本当に協力者のようでした!(^^)!
さぁ、後は、台風対策をゴムベルトで強化したり、波型遮光トタンを乗せたりして、無事終われるかな~♪
と思ったら、またも、重低音( ̄▽ ̄;)
「気を付けて、背中に来てるよっ!」面布の後ろに羽音が響いていました。チョッと音がずれて来たなと思った瞬間に、構えていた虫よけミストを、後部めがけて、シュッとヒト吹き!!
「行ったっ!」友人が実況してくれたお陰で、様子がよく解りました。ヒト吹きが掛ったようで、一目散に逃げて行ったそうです。(良い子が真似しちゃいけないパターンですね~٩(๑>∀<๑)۶)
まさか、オオスズメと一緒に、継箱や採蜜をやる羽目になるとは、思いも拠りませんでしたぁ~(╥_╥)
恐怖の中での継箱&採蜜が、漸くコンプリート~(๑˃̵ᴗ˂̵)و ヨッシャ!
6月1日入居の群ですから、採蜜は・・・と思われるかも知れませんが、コンパクト巣箱は、内寸176mm角、高さ120mmだから出来るのです。
昨年の今頃、コロナに罹り、フルーツ畑群の採蜜が出来ませんでした。箱も6段になり、限界を超えていたのに、世話が出来ず、、、結果無駄巣が出来てしまい、スムシの台頭を許してしまった反省をもとに、今回は、しっかり、4段で暮らすコンパクト巣箱の基本通りです~୧(˃◡˂)୨୧(˃◡˂)୨
予定では、日差しの角度が下がって来た為、日陰部分を伸ばす為のシェードの延長もするはずでしたが、オオスズメの為に、想定外に時間がかかりタイムオーバーです。
日が当たるようだったら、また今度やりましょ。
兎に角長時間の力作業で、手も足もガタガタで、震えが来て居ましたから、この辺で許してやろう~(๑′ᴗ‵๑)エヘ♡
一緒に恐怖を味わってくれた友人には、取り敢えず、今日の恵みをお裾分けしました。
私達は、コムハニー好きです~Happy ❥❥⸜(ू•◡•)໒꒱
今朝、粘着シートの様子を観察したら、オオスズメは、3匹になっていました~!
虫よけミストで退散したオオスズメかしら? 枝垂桜群を偵察してた3匹が捕獲できたとすると、今後、蜂娘達のパニック状態を見ないで済む? そう願いたいです。
それにしても、火事場の〇〇力と言いますか、まな板の鯉と言いますか、蜂娘を守る為と言いながら、チョッと無謀でした。最接近の時は、本当に頭か耳を刺されると思っちゃいました(@ ̄□ ̄@;)!!
友人も「見てるだけでも怖かったよぉ~(-_-;) うちの山に居るクマンバチよりもでっかいと思ったもん。」とショックを受けていました。彼女は、南房総市の山を保持する昔畜産業の家ですから、クマンバチ(オオスズメバチ)も見慣れているのです。
それでも、大きい。。。
大群を引き連れて来なくて、本当に良かったです。もうコリゴリっす(+o+) 二度とやりません(≧◇≦)