分蜂捕獲には、蜂球を取り込む「強制捕獲」、待ち箱に入居を待つ「待ち箱入居」の2つの方法があります。「強制捕獲」は、飼育群の分蜂の始終に立ち会うことができれば、比較的高い確率で、その由来と新旧の女王群の区別が可能だと推察します。西洋ミツバチの職業飼育者の方は、出所の不明な分蜂群は、衛生管理の観点から飼育しないことが多いと聞いています。
また、「強制捕獲」の際には、分蜂群に無用なストレスを与え、逃亡や分蜂群の減少の原因となることもあります。「待ち箱入居」は大よそ、その逆だと思われます。このように2つの方法は、双方に良い所も、悪い所もあるような気がしてなりません。また、自宅敷地内で飼育し、時間的余裕のある方は別にして、現在飼育群を保有しない方、休日しか見廻ることができない方、飼育場が遠方の飼育者にとっては、分蜂に立ちあう機会や、その延長線上にある「強制捕獲」の機会は、より限られます。
教えてください! あなたの昨年の捕獲群は、どちら方法での捕獲が多かったでしょうか? 末尾になりましたが、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。(^.^)/~~~-☆
(注1)イメージ図です。図の方法は、双方ともに一例に過ぎません。
(注2)以前、キンリョウヘンやルアーを使用しての誘引も「自然入居」ですか? との御指摘がありました。慣例的に使用されていると思われることや、判断が難しいこともあり、今回は「待ち箱入居」とさせていただきました。