前回の私の日誌に、ケモノに巣箱が襲われた事を報告しましたが、その後立て続けに今年入居の5箱と昨年からの1箱が続けて襲われてしまいました。
最初に襲われた物が、新巣板の一部と蜂の大部分が残っていたので、太いロープで縛り、防御したのですが、その直後に再度襲われ、ロープを外してフタをとり、食べ残した巣板をすべて食べ尽くしてしまい、当然ながら蜂は逃去しました。他の巣箱もすべて頑丈なロープで縛り付けたのですが、2番目の箱は、四面巣門の底板をずらして下から攻撃されました。
すぐに修復し、再度縛り治しても、その翌日に
この状態にされ、中の巣板をすべて食べ尽くされてしまい、これも全滅です。
この段階で、今回の犯人はアナグマである事が解り、すぐにワナに蜜蜂の巣板にタップリとハチミツをまぶして網袋に入れて仕掛けた所、翌日にこれが掛かりました。
その後、自宅から300メートルほど離れた、道路脇擁壁上に設置してあった重箱が、太いロープで縛ってあったのに、それを外され、2メートル以上下の道路に箱事落とされ、これもすべて食べられていました。
次は自宅前の別のか式巣箱が襲われ、
この状態です。これもすべて食べ尽くされています。その次がこの左側の箱が襲われ
頑丈なテープで縛ってあったのに、裏側の巣箱基礎の部分をこわして、そこから食べています。
これは中の蜂が一部残っていたので再度厳重に縛り直し、台を鉄製台に変えて現在も残っていますが、新巣板の8割以上を食べられているので、給餌しながら様子を見ています。この直後仕掛けたワナにアナグマの2匹目がかかりました。
これでも攻撃はやまず、自宅前の現代式縦型に、
箱を載せた台をこわして、横に倒そうとしてありました。これは台を修復し、現在も無事でいます。この直後にワナに3匹目が入りました。
今回襲われた6群の内、4群は逃去しましたが、400メートルほど離れた神社に、私の待ち受け2箱があり、それに逃去直後から探索が来ていたので、どちらかに1つは入ると思っていた所、見に行ったら、
入っていたと思われる丸洞が割られてしまいこわされていて、その数日後にはもう一つの待ち受けの重箱が、
この有様です。どちらにも逃去群が入居直後に襲われたようで、付近には刺針がとれた蜂がもだえているもの(危害を加えた相手を刺した蜂)や、刺針が取れて死んだ蜂、その他の死蜂も多数が見られました。この様子から、貯蜜された巣板を襲うだけでなく、蜂の群れ自体を食べているのかも知れません。
昨年2群がやられ、今年は6群が襲われて4群が逃去し、自宅付近で今後の飼育が出来るのかを考えてしまいました。今回アナグマは3頭を処理しましたが私の付近にはまだ無数のアナグマがいる事が確認されています。アナグマは別名 “ムジナ”とも呼ばれ、ことわざに「同じ穴のムジナ」と言われるように、地面に掘った穴の中に一族郎党が多数で住む事が知られていますが、これらすべてと戦う前に、私の気が滅入ってしまいそうです。